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【金相場】週末19日のNY金相場は、米政権運営への不透明感やドルの値動きを受けて売り買いが交錯。中心限月の6月限は1トロイオンス1253.60ドル(+0.80ドル)と、ほぼ横ばいながら小反発して取引きを終了。この日の金相場は、トランプ米政権に対する先行き不安が支援材料となったほか、外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことも、ドル建てで取引される金相場の後押し要因となり序盤より小高く推移した。ただ、原油価格の上昇で投資家のリスク選好意欲が回復し、米株相場が上げ幅を拡大した事や、相場がおよそ3週間ぶりの高値水準で推移しているため、利益確定の売りも出やすかった事も要因となり、上げ幅は限定的となった。
国内の金相場は、週末のNY市場が小幅ながら上昇した事を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,904円(+30円)と、4営業日ぶりに値を上げプラスに転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/22 4904円 (+30円)
05/19 4874円 (-24円)
05/18 4898円 (-1円)
05/17 4899円 (-3円)
05/16 4902円 (+23円)
05/15 4879円 (-5円)
05/12 4884円 (+6円)
05/11 4878円 (-1円)
05/10 4879円 (-1円)
05/09 4880円 (+15円)
直近10日間の金相場平均価格:4,888円/g
【パラジウム相場】週末19日のNYパラジウム相場は、米国の政局不安による手じまい売りが進み軟調地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス760.70ドル(-4.75ドル)と、直近では最長の5営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが進んだ前日までの流れを引き継ぎ序盤より小安く推移した。一方、外為市場ではドル安に振れたほか、原油高や米国株の上昇が支援材料となり、相場は買い戻しに反転。一時プラス圏に浮上した。ただ、その後は週末を控えた持ち高調整目的の売りや、トランプ米政権に対する先行き不安が相場の勢いを失速させ、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、引き続き軟調地合いとなった週末のNY相場を映して小幅安の展開に。小売では1gあたり3,056円(-5円)と、小幅ながら4営業日ぶりに小反落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/22 3056円 (-5円)
05/19 3061円 (-65円)
05/18 3126円 (-92円)
05/17 3218円 (-38円)
05/16 3256円 (±0円)
05/15 3256円 (-11円)
05/12 3267円 (+17円)
05/11 3250円 (+5円)
05/10 3245円 (-32円)
05/09 3277円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,201円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:25現在の金相場は1トロイオンス1255.45ドル、パラジウムは762.05ドル、為替は1$111円54銭前後の値動きで推移しております。