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【金相場】10日のNY金相場は、前日までの売り過剰感から安値拾いの買い戻しが入り上昇。中心限月の6月限は1218.90ドル(+2.80ドル)と、小反発し、プラス圏で取引きを終了。前日の金相場は投資家のリスク投資意欲の回復などを背景に売られ、およそ2ヵ月ぶりの安値を付けていた。この日はその反動から、安値拾いの買いやショートカバーが入り、前日引け後から堅調に推移。また、原油高や他貴金属の上昇も好感され一時1225ドル圏内まで上げ幅を拡大した。一方で、買い一巡後は、外為市場でドルが対ユーロで強含むと、金も徐々に上値を削る展開となり上げ幅を縮小。ただ、米国株の下げを受けて金を買う動きもあって、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、NY市場では小幅高に振れたものの、時間外取引での軟調さを映して小幅安に。小売ベースでは1gあたり4,878円(-1円)と、前日相場同様に、ほぼ横ばい圏ながら小幅に下振れ続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/11 4878円 (-1円)
05/10 4879円 (-1円)
05/09 4880円 (+15円)
05/08 4865円 (-53円)
04/28 4918円 (-14円)
04/27 4932円 (+16円)
04/26 4916円 (+2円)
04/25 4914円 (+11円)
04/24 4903円 (-9円)
04/21 4912円 (+27円)
直近10日間の金相場平均価格:4,900円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、前日までの下落反動や、原油相場の上昇、堅調となったプラチナ高を受けて買い優勢の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス799.35ドル(+5.75ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高の加速に圧迫され序盤は売りが先行した。一方、原油相場の急伸をはやして、パラジウムにも買い戻しが入り相場は次第にプラス圏へ反転。プラチナの上昇も支援材料となり、一時節目の800ドル台を超えるなど上げ幅を拡大する場面もあった。ただ、その後は米国株の下落や、ドル高再燃が重しとなり上値追いが一服。取引き終盤にかけて売り買いが交錯し、800ドルを挟んでの値動きとなった。
国内のパラジウムは、3営業日ぶりにプラスに転じたNY相場を映して上昇。小売では1gあたり3,250円(+5円)と小幅ながら値を上げ、3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/11 3250円 (+5円)
05/10 3245円 (-32円)
05/09 3277円 (-11円)
05/08 3288円 (+43円)
04/28 3,245円 (+27円)
04/27 3,218円 (+38円)
04/26 3180円 (+43円)
04/25 3137円 (±0円)
04/24 3137円 (±0円)
04/21 3137円 (+103円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,211円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1223.45ドル、パラジウムは798.90ドル、為替は1$114円18銭前後の値動きで推移しております。