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【金相場】週明け8日のNY金相場は、相場が水準を切り下げて推移していた反動から、短期的な戻りを見込んだ買いが優勢となり小反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1227.10ドル(+0.20ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら4営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日は主要な米経済指標の発表がなく、新規材料難から徐々に小動きとなった。ただ、相場がおよそ1ヵ月半ぶりの安値水準で推移していることもあって、安値拾いの買いやショートカバーが入りやすく、早朝には一時1236.90ドルまで上昇していた。フランス大統領選では、中道系独立候補のマクロン前経済相が極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首に大差で勝利。選挙前には様子見姿勢が強まっていたものの、事前の予想通りにマクロン候補が勝利を収めたため、相場への特段大きな反応は見られなかった。
国内の金相場は、小幅高に振れた週明けのNY相場や、円安要因からプラス圏で推移し反発。小売ベースでは1gあたり4,880円(+15円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/09 4880円 (+15円)
05/08 4865円 (-53円)
04/28 4918円 (-14円)
04/27 4932円 (+16円)
04/26 4916円 (+2円)
04/25 4914円 (+11円)
04/24 4903円 (-9円)
04/21 4912円 (+27円)
04/20 4885円 (-19円)
04/19 4904円 (+2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,903円/g
【パラジウム相場】連休明け8日のNYパラジウム相場は、買いが先行した後、ドル高による割高感や、前週末の上伸に対する反動売りが出た事で反落。中心限月の6月限は1トロイオンス805.55ドル(-7.50ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが進んだ前週末までの流れを引き継ぎ序盤は堅調に推移した。また、仏大統領選挙通過に伴う不透明要因が解消された事で安心感が広がった事もプラス要因となり上げ幅を拡大した。一方、買い一巡後はこの所の上昇を受けた利益確定売りが出やすかったほか、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りに振れた事で割高感が生じ、相場は次第にマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、上昇が一服した週明けのNY相場を映してマイナス圏で推移。小売では1gあたり3,277円(-11円)と、9営業日ぶりに値を下げ、上値追いが一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/09 3277円 (-11円)
05/08 3288円 (+43円)
04/28 3,245円 (+27円)
04/27 3,218円 (+38円)
04/26 3180円 (+43円)
04/25 3137円 (±0円)
04/24 3137円 (±0円)
04/21 3137円 (+103円)
04/20 3034円 (+27円)
04/19 3007円 (-65円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,166円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1229.85ドル、パラジウムは808.50ドル、為替は1$113円25銭前後の値動きで推移しております。