相場情報

毎日の地金や貴金属などの相場動向、世界情勢やマーケット市況などをご紹介。

相場情報

HOME > 相場情報

2017年03月22日円高の進行から国内貴金属は金を除いて反落↓金はNY相場高を映して、およそ2週間ぶりの高値圏へ浮上↑

【金相場】21日のNY金相場は、外国為替市場でドルが対主要通貨で弱含んだほか、米国株安が金買いを後押しし上伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1246.50ドル(+12.50ドル)と、4営業日続伸し、月初の1日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、買いが進んだ前日相場までの利食い売りが先行し、軟調に推移した。その後、売り一巡後は買い戻しに反転。4-5月に大統領選を控えたフランスで主要候補によるテレビ討論会が先日行われたが、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首の支持率が3位にとどまったとする世論調査結果がユーロ急伸の引き金となり、外国為替市場でドル売り・ユーロ買いが急速に進行し、ドル建ての金商品も急伸した。このほか、トランプ米大統領の政権運営をめぐる不透明感などを背景に米国株が大きく値を崩し、安全資産とされる金に資金が流入。金相場は朝方からほぼ1本調子で上昇し、一時は1250ドルの節目まであと3ドル弱の水準に迫るなど、この日は終始堅調地合いとなった。

国内の金相場は、円高に押されながらも、堅調に推移したNY相場高を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,871円(+13円)と、プラスに転じ7日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

03/22   4871円 (+13円)

03/21   4858円 (-6円)

03/17   4864円 (+12円)

03/16   4852円 (+29円)

03/15   4823円 (-15円)

03/14   4838円 (-14円)

03/13   4852円 (+11円)

03/10   4841円 (-9円)

03/09   4850円 (-2円)

03/08   4852円 (-35円)

直近10日間の金相場平均価格:4,850円/g


【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感から前日までの買い地合いが継続し上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス787.65ドル(+6.00ドル)と、5営業日続伸し、月初来高値を更新。中心終値では先月16日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に戻して取引きを終了。序盤のパラジウムは、このところ続いた買いの勢いが一服し利益確定売りが先行した。一方、売りが出た後は、安値拾いの買い戻しが入ったほか、外為市場ではドルが主要通貨に対して軟化した事から、買い優勢に反転。金の急伸や、インフレ加速、ドル安の進行が割安感を与え、一時795ドル圏内まで上げ幅を拡大する場面もあった。ただ、米国株の下げが重しとなり、その後は上げ幅を縮小した。

国内のパラジウムは、NY市場では引き続き買いが優ったものの、為替が円高に傾斜した事から上げを消化され小反落。買取では1gあたり3,148円(-5円)と、小幅に値を下げ4営業日ぶりにマイナスに転じました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

03/22   3148円 (-5円)

03/21   3153円 (+38円)

03/17   3115円 (+5円)

03/16   3110円 (+59円)

03/15   3051円 (-43円)

03/14   3094円 (+6円)

03/13   3088円 (+5円)

03/10   3083円 (-81円)

03/09   3164円 (+16円)

03/08   3148円 (-5円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,115円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:05現在の金相場は1トロイオンス1246.75ドル、パラジウムは786.30ドル、為替は1$111円53銭前後の値動きで推移しております。

メールでのご注文はこちら

FAXでのご注文はこちら

歯科スクラップ金属の集荷手配(クロネコヤマト集荷依頼)はこちら