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【金相場】週明け13日のNY金相場は、相場下落が続いた後とあって短期的な戻りを見込んだ買いが入り上昇。中心限月の4月限は1トロイオンス1203.10ドル(+1.70ドル)と、10営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の金相場は、前営業日まで9日続落していた反動から安値拾いの買いやショートカバーが入って上昇し、未明には一時1210.90ドルまで値を伸ばす場面があった。ただ、外為市場ではドルが対ユーロで強含み、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたため、その後はじりじりと上げ幅を縮小し、小幅高の水準取引きを終えた。市場の注目は14日から2日間の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に集まっている。今会合での追加利上げはほば確実視されているが、市場ではFOMC終了後の声明や、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見などから今後の利上げペースに関する手掛かりを得たいとの思惑が強まっている。
国内の金相場は、NY市場では売り地合いが一服し10営業日ぶりに値を上げたものの、円高要因から上げを消化され反落。小売ベースでは1gあたり4,838円(-14円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/14 4838円 (-14円)
03/13 4852円 (+11円)
03/10 4841円 (-9円)
03/09 4850円 (-2円)
03/08 4852円 (-35円)
03/07 4887円 (-29円)
03/06 4916円 (-15円)
03/03 4931円 (-41円)
03/02 4972円 (+43円)
03/01 4929円 (-6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,887円/g
【パラジウム相場】週明け13日のNYパラジウム相場は、このところの売り過剰感から安値拾いの買いが入り上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス754.45ドル(+9.30ドル)と、4営業日ぶりに値を上げて取引きを終了。この日のパラジウムは、相場下落が続いた後とあって安値拾いの買い戻しが入りやすかったほか、ドル高の一服、他貴金属の上昇も意識され、序盤より堅調に推移した。一方、14日より始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)開催を前に積極的な買いは手控えられた事や、ドルの戻り、株安が意識され上値を重くする場面もあったが、米国経済政策に対する期待感から買い支えられ、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、為替要因から上値を抑えられるもNY市場の堅調さを映して上伸。小売では1gあたり3,094円(+6円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を伸ばし、本日貴金属では唯一続伸となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/14 3094円 (+6円)
03/13 3088円 (+5円)
03/10 3083円 (-81円)
03/09 3164円 (+16円)
03/08 3148円 (-5円)
03/07 3153円 (-11円)
03/06 3164円 (+5円)
03/03 3159円 (-16円)
03/02 3175円 (+43円)
03/01 3132円 (-21円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,136円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:40現在の金相場は1トロイオンス1205.40ドル、パラジウムは756.85ドル、為替は1$114円86銭前後の値動きで推移しております。