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【金相場】2日のNY金相場は、堅調な米経済指標や、米連邦準備制度理事会(FRB)関係者の利上げに前向きな発言を受けたドル高進行に圧迫され売りが優勢の展開に。中心限月の4月限は1トロイオンス1232.90ドル(-17.10ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らによる早期利上げに前向きな発言が相次ぎ、月内の利上げ観測が強まる中、外為市場ではドル買いが進んだ事に圧迫され、序盤より売りが先行した。また、米労働省が朝方発表した最新週の新規失業保険申請件数が44年ぶりの低水準を記録するなど良好な内容となった事で、追加利上げを後押しする材料なり、金相場への下押し要因となった。市場では、連邦公開市場委員会(FOMC)を14-15両日に控え、イエレンFRB議長が週末3日の講演で、追加利上げについてどんな見解を示すかが注目されている。
国内の金相場は、売りが優勢となったNY市場を映して上値追いが一服。小売ベースでは1gあたり4,931円(-41円)と、前日の上げ幅を戻し、昨日付けたおよそ1年ぶりの高値から後退となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/03 4931円 (-41円)
03/02 4972円 (+43円)
03/01 4929円 (-6円)
02/28 4935円 (+13円)
02/27 4922円 (-1円)
02/24 4923円 (+20円)
02/23 4903円 (-4円)
02/22 4907円 (+9円)
02/21 4898円 (+19円)
02/18 4879円 (-26円)
直近10日間の金相場平均価格:4,920円/g
【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、FRB高官から早期利上げを容認する発言が相次ぎ、ドルが主要通貨に対して上昇した事が重しとなり反落。中心限月の6月限は1トロイオンス769.75ドル(-9.25ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)関係者の利上げに前向きな発言を受け、ドル高が進行したほか、この日は米国株も上値追いが一服した事で、パラジウムも売りに反転した。その後、発表された週間新規失業保険申請件数が44年ぶりの低水準を記録するなど良好な内容となった事で、一時買い戻されるも、ドル高の継続や、原油安、プラチナの下げが意識され、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、マイナスに転じたNY相場を映して反落。小売では1gあたり3,159円(-16円)と、他貴金属同様にマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/03 3159円 (-16円)
03/02 3175円 (+43円)
03/01 3132円 (-21円)
02/28 3153円 (+59円)
02/17 3094円 (-27円)
02/24 3121円 (±0円)
02/23 3121円 (-54円)
02/22 3175円 (+33円)
02/21 3142円 (±0円)
02/18 3142円 (-71円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,141円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:15現在の金相場は1トロイオンス1238.75ドル、パラジウムは772.15ドル、為替は1$114円26銭前後の値動きで推移しております。