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【金相場】週明け27日のNY金相場は、トランプ大統領による議会演説を控えた警戒感から底堅く推移し上伸。中心終値ではiトロイオンス1258.80ドル(+0.50ドル)と、小幅ながら値を伸ばし3営業日続伸した金相場は、前日に続いて2016年11月10日以来およそ3ヵ月半ぶりの高値で取引きを終了。相場は前週末、およそ3カ月半ぶりの高値を更新するとともに、4週連続プラスを記録するなど高値推移していたこともあって、序盤は利益確定の売りが台頭し、早朝にかけてはおおむね小安く推移した。しかし、翌日に控えたトランプ米大統領の議会演説を控えた警戒感や、外為市場ではドルがユーロに対して軟化したことをキッカケに金商品を買い戻す動きが拡大。相場は一時1264.90ドルまで上げ幅を拡大したが、ドルの戻りや週末3日にはイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長など複数のFRB高官が講演を予定している事から、徐々に戻り相場となり、この日は行って来いの展開となった。
国内の金相場は、堅調に推移した週明けのNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,935円(+13円)と、プラスに転じ年初来高値を更新。直近高値を上抜き、2016年7月20日相場以来およそ7ヵ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
02/28 4935円 (+13円)
02/27 4922円 (-1円)
02/24 4923円 (+20円)
02/23 4903円 (-4円)
02/22 4907円 (+9円)
02/21 4898円 (+19円)
02/18 4879円 (-26円)
02/17 4905円 (-15円)
02/16 4920円 (+14円)
02/15 4906円 (+30円)
直近10日間の金相場平均価格:4,910円/g
【パラジウム相場】週明け27日のNYパラジウム相場は、ドル安の流れや、金・プラチナの高値更新、トランプ政権への経済政策への期待感の高まりを背景に買いが入り上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス785.00ドル(+12.05ドル)と、プラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前週末相場の反動から序盤より買い戻しが先行し堅調に推移した。また、外為市場ではドルがユーロなどに対して軟化したほか、金やプラチナが年初来高値を更新するなど上げ幅を拡大した事も材料視され、パラジウムも買いが膨らんだ。その後、ドルが買い戻されると、パラジウムもやや売りに押される場面もあったが、翌日に控えたトランプ米大統領の議会演説で様子見が広がる中、経済政策への期待感の高まりが支えとなり、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調に推移した週明けのNY相場高を映して上昇。小売では1gあたり3,153円(+59円)と、4営業日ぶりに反発し上昇しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
02/28 3153円 (+59円)
02/17 3094円 (-27円)
02/24 3121円 (±0円)
02/23 3121円 (-54円)
02/22 3175円 (+33円)
02/21 3142円 (±0円)
02/18 3142円 (-71円)
02/17 3213円 (-10円)
02/16 3223円 (+27円)
02/15 3196円 (+37円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,158円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1255.80ドル、パラジウムは786.70ドル、為替は1$112円72銭前後の値動きで推移しております。