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【金相場】連休明け21日のNY金相場は、全体的に小動きな展開となった中、小幅に値を下げ売り優勢に。中心限月の4月限は1トロイオンス1238.90ドル(-0.20ドル)と、ほぼ横ばいながらマイナス圏で取引きを終了。この日の金相場は、複数の米地区連銀幹部が20日から相次ぎ、追加利上げに前向きな姿勢を示したことから、米早期利上げ観測が再燃。これを受け、朝方から外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行し、金などの商品に割高感が生じたほか、米国株高で投資家心理が強気に傾き、リスク回避目的で買われやすい金の重荷となった。ただ、売り一巡後は、トランプ米大統領の政策運営に対する不透明感が根強い上、フランス大統領選など欧州政治の先行き不透明感が意識され、逃避需要から金を買う動きにつながり、取引き終盤には前週末清算値付近の水準に戻すなど、下げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、為替要因から堅調に推移し上昇。小売ベースでは1gあたり4,907円(+9円)と、続伸しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
02/22 4907円 (+9円)
02/21 4898円 (+19円)
02/18 4879円 (-26円)
02/17 4905円 (-15円)
02/16 4920円 (+14円)
02/15 4906円 (+30円)
02/14 4876円 (-23円)
02/13 4899円 (+41円)
02/10 4858円 (+2円)
02/09 4856円 (+15円)
02/08 4841円 (+8円)
直近10日間の金相場平均価格:4,890円/g
【パラジウム相場】連休明け21日のNYパラジウム相場は、全体的に小動きな展開となった中、ドル買い圧力に押され小幅安。中心限月の3月限は1トロイオンス778.80ドル(-0.40ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は売りが優った前週末相場の反動や、ドルの値動きを眺めて買いが先行した。一方、その後ドル買いが進んだ事による割高感や、売りに転じた他貴金属を眺めて、パラジウムもマイナス圏に反転。一時売りが広がり770ドルを割り込むも、原油高や米国株が急伸し過去最高値を更新した事が支えとなり、売り一巡後は買い戻しが活発化し、前週末終値近辺まで再浮上する展開となった。
国内のパラジウムは、時間外取引きの戻りや円安要因から堅調に推移し上伸。小売では1gあたり3,175円(+33円)と、本日はプラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
02/22 3175円 (+33円)
02/21 3142円 (±0円)
02/18 3142円 (-71円)
02/17 3213円 (-10円)
02/16 3223円 (+27円)
02/15 3196円 (+37円)
02/14 3159円 (-43円)
02/13 3202円 (+81円)
02/10 3121円 (+27円)
02/09 3094円 (+22円)
02/08 3072円 (-38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,167円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:35現在の金相場は1トロイオンス1235.80ドル、パラジウムは777.65ドル、為替は1$113円14銭前後の値動きで推移しております。