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【金相場】週明け13日のNY金相場は、ドル高や世界的な株価上昇に押され軟調に推移。中心限月の4月限は1トロイオンス1225.80ドル(-10.10ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。週明けとなったこの日の金相場は、外為市場でドル高が先行した事による、割高感から売りが進み小安く推移した。また、この日は世界的に株高となる中、投資家のリスク投資意欲が強まり、安全資産とされる金には売り圧力がかかったほか、前週半ばにかけては、およそ3カ月ぶりの高値水準で推移していたこともあって、週明けのこの日も利益確定の売りなどが出やすい地合いだった。ただ、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)による議会証言を翌14日に控えて様子見ムードが広がった事や、欧州では3月末のオランダから始まる各国の国政選挙が政治的見通しを不透明にしている事が逃避需要としての金を支え、相場の下値は限定的だった。
国内の金相場は、売りが優ったNY相場を映して上値追いが一服。小売ベースでは1gあたり4,876円(-23円)と、前日までの連騰が一服し、10営業日ぶりに反落。価格水準を切り上げていた金は、2月に入っては初めてのマイナス推移となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
02/14 4876円 (-23円)
02/13 4899円 (+41円)
02/10 4858円 (+2円)
02/09 4856円 (+15円)
02/08 4841円 (+8円)
02/07 4833円 (+15円)
02/06 4818円 (+18円)
02/03 4800円 (±0円)
02/02 4800円 (+15円)
02/01 4785円 (+23円)
直近10日間の金相場平均価格:4,837円/g
【パラジウム相場】週明け13日のNYパラジウム相場は、前週末までの連騰に対する利益確定売りが出やすかったほか、ドル高に相場を圧迫され反落。中心限月の3月限は1トロイオンス774.95ドル(-8.15ドル)と、4営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、年初来高値圏まで急浮上していた前週末相場の反動から、序盤より利益確定売りが先行し軟調に推移。また、外為市場では対ユーロでドル高が進んだ事も割高感につながり、他貴金属同様に相場を圧迫された。ただ、この日は世界的に株高となる中、トランプ大統領の法人税改革への期待で米国株が引き続き堅調な動きとなるなど、投資家のリスク投資意欲の強まりが支えとなり、下値は限定的となった。
国内のパラジウムは、前日の急伸に対する反動から4営業日ぶりに値を下げ反落。小売では1gあたり3,159円(-43円)と、他貴金属同様に上値追いが一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
02/14 3159円 (-43円)
02/13 3202円 (+81円)
02/10 3121円 (+27円)
02/09 3094円 (+22円)
02/08 3072円 (-38円)
02/07 3110円 (+76円)
02/06 3034円 (-49円)
02/03 3083円 (-22円)
02/02 3105円 (+38円)
02/01 3067円 (+27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,105円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:50現在の金相場は1トロイオンス1227.80ドル、パラジウムは778.65ドル、為替は1$113円67銭前後の値動きで推移しております。