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2017年02月13日国内貴金属は軒並み上げ幅を拡大↑金はおよそ6ヵ月ぶりの高値となり、パラジウムも一段高へ。

【金相場】週末10日のNY金相場は、トランプ米大統領が法人税改革案を今後数週間内に発表すると約束したことがドル買いを誘い、金は相場を圧迫。中心限月の4月限は1トロイオンス1235.90ドル(-0.90ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。日米首脳会談後の共同記者会見でトランプ米大統領が、税制改革に対する意欲を改めて示した事から、減税期待への高まりを受けて米株式相場が堅調に推移するなど投資家心理が改善。また、外為市場ではドル買い・ユーロ売りに振れた事も重しとなり、金は相場を圧迫された。ただ、ドル買いが一服すると値頃感や、週末要因による調整買いが入り、相場は下げ渋る展開となり、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。

国内の金相場は、週末のNY市場では小幅安に振れたものの、円安の進行を受けて下げ分を戻して上伸。小売ベースでは1gあたり4,899円(+41円)と、6営業日続伸し上げ幅を拡大。4連日で年初来高値を抜いて、2016年7月28日相場以来およそ6ヵ月ぶりの高値を更新しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

02/13   4899円 (+41円)

02/10   4858円 (+2円)

02/09   4856円 (+15円)

02/08   4841円 (+8円)

02/07   4833円 (+15円)

02/06   4818円 (+18円)

02/03   4800円 (±0円)

02/02   4800円 (+15円)

02/01   4785円 (+23円)

01/31   4762円 (-36円)

直近10日間の金相場平均価格:4,825円/g



【パラジウム相場】週末10日のNYパラジウム相場は、米国の減税期待感への高まりを背景に買いが広がり急伸。中心限月の3月限は1トロイオンス783.10ドル(+10.55ドル)と、堅調地合いが継続し3営業日続伸。中心終値では年初来高値を付けた1月24日相場以来およそ2週間半ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場までの反動から一部で利益確定売りが出たほか、ドル買いの流れに圧迫され、序盤は売りが先行した。一方、日米首脳会談後の共同記者会見では、トランプ大統領が改めて税制改革に関する発言を行ったことから、投資家心理が向上。米国株が上げ幅を拡大するなど堅調に推移した事や、原油高などが重なり、パラジウムも買い戻しに急転した。

国内のパラジウムは、大幅続伸した週末のNY相場や、円の軟化を受けて上げ幅を拡大。小売では1gあたり3,202円(+81円)と、3営業日続伸し、1月25日相場以来およそ3週間ぶりの高値回復となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

02/13   3202円 (+81円)

02/10   3121円 (+27円)

02/09   3094円 (+22円)

02/08   3072円 (-38円)

02/07   3110円 (+76円)

02/06   3034円 (-49円)

02/03   3083円 (-22円)

02/02   3105円 (+38円)

02/01   3067円 (+27円)

01/31   3040円 (-11円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,093円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1233.80ドル、パラジウムは787.05ドル、為替は1$113円91銭前後の値動きで推移しております。

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