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【金相場】週明け23日のNY金相場は、ドル安の進行に伴う割安感などから買われ続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1215.60ドル(+10.70ドル)と、中心終値では2016年11月17日相場以来およそ2ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。この日は、トランプ大統領の政策に対する期待感がやや後退したことで、ドルが主要通貨バスケットに対しておよそ1カ月半ぶりの安値を付けるなど弱含む展開に。こうしたドル安が進む中で金商品は割安感から買いを集めたほか、世界的な株価上昇一服を受けて、金は堅調な動きとなり、この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、NY市場ではリスク回避需要から買いを集め上昇したものの、円高の進行に押され軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,807円(-32円)と、続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/24 4807円 (-32円)
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/23 4839円 (-4円)
01/20 4843円 (+10円)
01/19 4833円 (+33円)
01/18 4800円 (-3円)
01/17 4803円 (-9円)
01/16 4812円 (+13円)
01/13 4799円 (-7円)
01/12 4806円 (+2円)
01/11 4804円 (+9円)
直近10日間の金相場平均価格:4,815円/g
【パラジウム相場】週明け23日のNYパラジウム相場は、急騰した前週末相場への反動や、株安が重しとなり反落。中心限月の3月限は1トロイオンス771.50ドル(-16.90ドル)と、3営業日ぶりに値を下げ、上値追いが一服する展開となった。この日のパラジウムは、前週末におよそ1年8ヵ月ぶり(2015年5月18日相場来)の高値を付けるなど急騰した流れを引き継いだほか、ドル安の流れを受けて、序盤は小高く推移した。一方、前週末に発足した米トランプ新政権による経済政策を巡って先行き不透明感や、様子を見極めたいとのムードから、市場ではリスクオフが台頭。世界的に株安が進んだ事や、前週末の急騰に対する利益確定売りも出た事で、この日は3営業日ぶりにマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、利益確定売りに押されたNY相場や、円の上昇を受けて反落。小売では1gあたり3,153円(-81円)と、前日までの連騰が一服し5営業日ぶりに反落。昨日記録した、およそ1年7ヵ月ぶり(2015年6月17日相場来)の高値からやや後退する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/24 3153円 (-81円)
01/23 3234円 (+113円)
01/20 3121円 (+27円)
01/19 3094円 (+38円)
01/18 3056円 (±0円)
01/17 3056円 (-38円)
01/16 3094円 (-38円)
01/13 3132円 (+11円)
01/12 3121円 (-43円)
01/11 3164円 (+5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,123円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1219.55ドル、パラジウムは778.60ドル、為替は1$112円83銭前後の値動きで推移しております。