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【金相場】週末20日のNY金相場は、ドルが対ユーロで弱含んだことに伴う割安感などから買われ小反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1204.90ドル(+3.40ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日は外国為替市場でドルが対ユーロで弱含み、ドル立てて取引される金商品は割安感などから序盤より買いが優りプラス圏で推移した。ただ、ドナルド・トランプ氏の米大統領就任演説を控えて投資家の様子見ムードが強まったことや、今週初めに約2カ月ぶりの高値を付けていたことを背景に持ち高調整や利益確定の売りも出て上昇は限定的に。この日の高値1214.80ドルを付けた後は、上げ渋る展開となり結局小幅高で引けた。その後、通常取引き終了後にはトランプ新政権の発足を受けてドル売り・ユーロ買いが一段と進み、金相場も上げ幅を拡大している。
国内の金相場は、週末のNY市場では買いが優ったものの、円高の進行に押され小反落。小売ベースでは1gあたり4,839円(-4円)と、3営業日ぶりに小幅に値を下げ、前日までの上値追いが一服する展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/23 4839円 (-4円)
01/20 4843円 (+10円)
01/19 4833円 (+33円)
01/18 4800円 (-3円)
01/17 4803円 (-9円)
01/16 4812円 (+13円)
01/13 4799円 (-7円)
01/12 4806円 (+2円)
01/11 4804円 (+9円)
01/10 4795円 (+25円)
直近10日間の金相場平均価格:4,813円/g
【パラジウム相場】週末20日のNYパラジウム相場は、堅調な伸びとなった中国経済指標や、米国株の上昇、需給バランスからの観点から買いを集め急騰。中心限月の3月限は1トロイオンス788.40ドル(+37.25ドル)と、昨年11月30日に付けた直近高値(772.65ドル)を上抜き、中心終値では2015年5月18日相場以来およそ1年8ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、米大統領就任式を控える中、発表された中国の経済指標が予想を上回り良好な内容となった事から序盤より買われ堅調に推移した。また、原油相場や米国株が大幅高となった事が材料視されたほか、米国のインフラ拡大観測から需給バランスも意識され上げ幅を拡大。一時790ドル超まで買い進められる場面もあった。その後、ドル高を受けてやや上値を抑えられるも、週末を前にした持ち高調整やテクニカル要因から買いを誘い、パラジウムは一代高値で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、週末のNY相場が急騰し、およそ1年8ヵ月ぶり(2015年5月18日相場)の高値を記録した事から、上げ幅を拡大。小売では1gあたり3,234円(+113円)と、年初来高値を更新し、2015年6月17日相場以来およそ1年7ヵ月ぶりの高値を付けるなど価格水準を切り上げる展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/23 3,234円 (+113円)
01/20 3121円 (+27円)
01/19 3094円 (+38円)
01/18 3056円 (±0円)
01/17 3056円 (-38円)
01/16 3094円 (-38円)
01/13 3132円 (+11円)
01/12 3121円 (-43円)
01/11 3164円 (+5円)
01/10 3159円 (+87円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,123円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1220.35ドル、パラジウムは794.50ドル、為替は1$113円62銭前後の値動きで推移しております。