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2016年12月29日NY貴金属は薄商いの中、売り買いまちまちの展開に↑↓金は3日続伸し、パラジウムは反落。

【金相場】28日のNY金相場は、年末を前に市場参加者が少なく商いが細る中、ドル安による割安感や米国株の下落を受けた買いが入り上伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1140.90ドル(+2.10ドル)と、3営業日続伸して取引きを終了。この日の金相場は、年末を控え市場参加者も少く閑散商いとなる中、序盤はドル高や、原油相場の堅調さを受け、米国株も上昇スタートしたことを受けて売りが先行した。しかし、その後、米国株が利益確定売りに押されて反転下落。また、米国の11月中古住宅販売成約指数が予想外かつ大幅に落ち込み低調な内容となった事から、外為市場ではドル売り・ユーロ買いに反転し、金商品は割安感から買い戻される展開となった。



【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、年末を控え薄商いとなる中、前日の大幅高に対する利益確定売りや、米国株の軟調さが重しなり反落。中心限月の3月限は1トロイオンス666.85ドル(-6.95ドル)と、この日はマイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ、序盤は買いが先行した。一方、年末を前に市場参加者が少なく商いは全体的に閑散とする中、発表された米国経済指標(11月中古住宅販売成約指数)が低調な内容となった事や、米国株の下落が意識されたほか、持ち高調整売りも圧迫要因となり、次第にマイナス圏に反転した。


13:10現在の金相場は1トロイオンス1151.80ドル、パラジウムは675.15ドル、為替は1$116円63銭前後の値動きで推移。

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