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【金相場】13日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策決定を控えて利上げ観測が強まる中、金は弱含む展開となり反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1159.00ドル(-6.80ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日から2日間の日程で、米連邦準備制度理事会(FRB)は、金融政策を決定するFOMCを開催。今会合では1年ぶりに追加利上げに踏み切る公算が大きいため、金利を生まない資産である金商品は売り圧力に押され、おおむねマイナス圏で推移した。また、米国の株式相場がこの日も上昇し、ダウ工業株30種平均が5営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新。原油相場もおよそ1年5ヵ月ぶりの高値圏まで上昇するなど、投資家のリスク選好意欲が強まる中、安全資産としての金需要が後退し相場を押し下げる要因となった。
国内の金相場は、NY相場の値動きや為替要因から小動きな展開が継続。小売ベースでは1gあたり4,674円(-6円)と、小幅ながら値を下げ3営業日ぶりに反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
12/14 4674円 (-6円)
12/13 4680円 (+3円)
12/12 4677円 (+6円)
12/09 4671円 (-9円)
12/08 4595円 (+8円)
12/07 4673円 (+5円)
12/06 4668円 (-26円)
12/05 4694円 (+9円)
12/02 4685円 (-16円)
12/01 4701円 (+28円)
直近10日間の金相場平均価格:4,680円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、投資家のリスク意欲の高まりから買いを集めて上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス730.60ドル(+3.05)と、3営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日までの安値反動から買い戻しが入った一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた様子見から売り買いが交錯し、序盤は前日終値付近で推移した。その後、ドル高の一服を受けた割安感や、米国株価が上値追いの展開となり、ダウ工業株30種平均が5営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新するなど、投資家のリスク選好意欲が高まる中、パラジウムも買われ上昇。また、プラチナも買い優勢となったほか、原油相場がおよそ1年5ヵ月ぶりの高値圏まで値を伸ばした事も意識され、この日はプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買いが優ったNY相場を映して反発。小売では1gあたり3,007円(+32円)と、前日の下げを戻してプラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
12/14 3007円 (+32円)
12/13 2975円 (-49円)
12/12 3024円 (+33円)
12/09 2991円 (+11円)
12/08 2980円 (-22円)
12/07 3002円 (-32円)
12/06 3034円 (+37円)
12/05 2997円 (-64円)
12/02 3061円 (-87円)
12/01 3148円 (+81円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,022円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1162.45ドル、パラジウムは730.45ドル、為替は1$115円22銭前後の値動きで推移しております。