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【金相場】週明け5日のNY金相場は、イタリアの政治的混乱による影響は直ちに静まり、株式などリスクの高い資産の買いが強まる中、金は売りが優り小反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1176.50ドル(-1.30ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、欧米株高を背景に投資家のリスク回避姿勢が後退したことから売りが先行した。またこの日は、イタリア国民投票が実施され、改憲案が否決。不透明感からやや買われていた金には材料出尽くしからの売りも出て相場を圧迫された。 ただ、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行し、ドル建てで取引される金商品には割安感が生じたほか、売り過剰感に伴う安値拾いの買いも入ったとみられ、徐々に下げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、小幅ながら値を下げた週明けのNY相場を映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,668円(-26円)と、マイナスに転じ反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
12/06 4668円 (-26円)
12/05 4694円 (+9円)
12/02 4685円 (-16円)
12/01 4701円 (+28円)
11/30 4673円 (-9円)
11/29 4682円 (-13円)
11/28 4695円 (-18円)
11/25 4713円 (+25円)
11/24 4688円 (-26円)
11/22 4714円 (+18円)
直近10日間の金相場平均価格:4,691円/g
【パラジウム相場】週明け5日のNYパラジウム相場は、イタリア国民投票通過後のリスク投資意欲が活発化する中、買いが優り小反発。中心限月の3月限は1トロイオンス746.05ドル(+0.55ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、イタリア国民投票が否決され、レンツィ首相が辞意を表明するなど先行き不安から売りが先行し、序盤は軟調となった。その後、投票結果による混乱は一時的だったことから、市場ではリスク選好地合いが徐々に強まり、欧米株価が上昇。中でもNYダウが過去最高値を更新するなど、投資家心理の改善が支えとなったほか、ドル安や発表された11月ISM非製造業景況指数が1年ぶりの高水準となった事も追い風となり、次第にプラス圏に反転した。
国内のパラジウムは、小幅ながらプラスに転じたNY相場を映して上昇。小売では1gあたり3,034円(+37円)と、買いが優り3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
12/06 3034円 (+37円)
12/05 2997円 (-64円)
12/02 3061円 (-87円)
12/01 3148円 (+81円)
11/30 3067円 (+27円)
11/29 3040円 (+33円)
11/28 3007円 (+16円)
11/25 2991円 (+38円)
11/24 2953円 (+64円)
11/22 2889円 (+11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,019円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:05現在の金相場は1トロイオンス1175.60ドル、パラジウムは753.95ドル、為替は1$113円67銭前後の値動きで推移しております。反発しました。