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【金相場】週明け21日のNY金相場は、外為市場ではドル買いが一服する中、前日までの安値反動から買いが優り小反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1209.80ドル(+1.10ドル)と、小幅ながらプラスに転じ4営業日ぶりに反発して取引きを終了。前週末はドルが対主要通貨バスケットで2003年以来の高値を付けたことを受けて、金相場は割高感から約9カ月ぶりの安値を付けていたが、週明けのこの日はドル高・ユーロ安が一服する中、ショートカバーや売り過剰感から買いが先行した。ただ、昼前から再びドルが対ユーロで買われたほか、米国株の上昇が重しとなり、次第に上げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、週明けのNY相場が小幅高に振れた事を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,714円(+18円)と、続伸し11日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/22 4714円 (+18円)
11/21 4696円 (+14円)
11/18 4682円 (±0円)
11/17 4682円 (-5円)
11/16 4687円 (+41円)
11/15 4649円 (+49円)
11/14 4597円 (-122円)
11/11 4719円 (-12円)
11/10 4731円 (+39円)
11/09 4692円 (-3円)
直近10日間の金相場平均価格:4,685円/g
【パラジウム相場】週明け21日のNYパラジウム相場は、全体的に小動きな展開となった中、小幅に値を下げ続落。中心限月の12月限は1トロイオンス726.55ドル(-1.25ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、このところの急騰に対する高値警戒感から売りが出やすかった一方、ドル高一服を受けた割安感から買いも入り序盤より売り買いが交錯した。その後、原油相場や米国株の上昇が意識されたほか、需要増加観測から徐々に買いが優勢となりプラス圏に浮上。ここ最近の高値を抜いて、一時732ドル超まで値を伸ばす場面もあった。ただその後は、利益確定売りに押されたほか、金の下げ戻り、ドル買いの再開が上値を抑え、結局マイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、堅調地合いが継続し上値追いの展開に。小売では1gあたり2,889円(+11円)と、6日続伸し上げ幅を拡大。連日で年初来高値を更新し、前日相場同様に2015年11月2日相場以来およそ1年ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/22 2889円 (+11円)
11/21 2878円 (+22円)
11/18 2856円 (+59円)
11/17 2797円 (+22円)
11/16 2775円 (+59円)
11/15 2716円 (+119円)
11/14 2597円 (-76円)
11/11 2673円 (+98円)
11/10 2575円 (+64円)
11/09 2511円 (+54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,727円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:40現在の金相場は1トロイオンス1219.05ドル、パラジウムは733.45ドル、為替は1$110円73銭前後の値動きで推移しております。