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【金相場】15日のNY金相場は、このところの売り過剰感から安値拾いの買いが入り反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1224.50ドル(+2.80ドル)と、7営業日ぶりに値を上げて取引きを終了。この日の金相場は、前日まで6日続落するなど軟調地合いが続いていた事から、序盤より安値拾いの買い戻しが入り堅調に推移した。ただ、朝方に発表された10月の小売売上高と11月のニューヨーク州製造業景況指数が共に市場予想を上回る良好な内容だった上、外為市場ではドル高基調が続いている事も相場の重しとなり上値を抑えられる展開となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが相次ぎ早期利上げに前向きな発言をしていることも意識され、結局小幅高で取引きを終えた。
国内の金相場は、NY相場高や円安要因から上昇し続伸。小売ベースでは1gあたり4,687円(+41円)と、プラス圏での値動きとなり続伸しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/16 4687円 (+41円)
11/15 4649円 (+49円)
11/14 4597円 (-122円)
11/11 4719円 (-12円)
11/10 4731円 (+39円)
11/09 4692円 (-3円)
11/08 4695円 (-17円)
11/04 4709円 (+14円)
11/02 4695円 (+7円)
直近10日間の金相場平均価格:4,688円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、堅調地合いが継続し買い優勢の展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス705.95ドル(+8.25ドル)と続伸し、中心終値では10月3日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの高値となり、同日ぶりに700ドル台に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は前日の上昇に対する反動売りが出た一方、ドル安が材料視され前日終値を挟んで推移するなど売り買いが交錯した。その後、発表された10月の小売売上高と、11月のニューヨーク州製造業景況指数が共に市場予想を上回る良好な内容だった事から、同国経済の先行きに対する楽観論が広がったほか、原油相場の上昇、NYダウが4連日で最高値を更新するなど株式相場が堅調となった事も材料視され、パラジウムは700ドル台に浮上。その後も堅調な流れとなり、この日はおよそ1ヶ月半ぶりの高値まで上げ幅を拡大した。
国内のパラジウムは、堅調地合いが継続したNY相場高や、円安の進行を受けて上げ幅を拡大。小売では1gあたり2,775円(+59円)と、連日で年初来高値を更新。2015年11月4日相場以来およそ1年ぶりの高値となり、価格水準を切り上げる展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/16 2775円 (+59円)
11/15 2716円 (+119円)
11/14 2597円 (-76円)
11/11 2673円 (+98円)
11/10 2575円 (+64円)
11/09 2511円 (+54円)
11/08 2457円 (+98円)
11/07 2359円 (+37円)
11/04 2322円 (-59円)
11/02 2381円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,537円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:10現在の金相場は1トロイオンス1232.45ドル、パラジウムは705.60ドル、為替は1$09円02銭前後の値動きで推移しております。