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【金相場】週明け14日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安の進行を背景に相場を圧迫され軟調地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1221.70ドル(-2.60ドル)と、小幅ながら値を下げ、6営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、売りが進んだ前週末相場の流れを引き継いだほか、外為市場ではドルが主要通貨バスケットに対して11カ月ぶりの高値を付けたことから、ドル建てで取引される金商品は割高感に押され序盤より売りが優勢となった。また、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が一段と高まっている事や、リスク選好の動きも圧迫材料となり売りが進行した。ただ、その後は売り過剰感や、米国株の反落で買い戻しも入り、やや下げ渋る展開となった。
国内の金相場は、海外相場では小幅安に振れるも、円安進行による持ち直しからプラス圏に浮上。小売ベースでは1gあたり4,646円(+49円)と、前日の下げをやや戻し、3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/15 4649円 (+49円)
11/14 4597円 (-122円)
11/11 4719円 (-12円)
11/10 4731円 (+39円)
11/09 4692円 (-3円)
11/08 4695円 (-17円)
11/04 4709円 (+14円)
11/02 4695円 (+7円)
11/01 4688円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,688円/g
【パラジウム相場】週明け14日のNYパラジウム相場は、他貴金属同様ドル高に相場を圧迫されるも、前日相場の安値反動や、米国景気拡大観測が支援材料となり反発。中心限月の12月限は1トロイオンス697.70ドル(+13.00ドル)と、前週10日に付けた直近高値を上抜き、10月4日相場以来およそ6週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、売り優勢となった前週末相場の流れに押されたほか、ドル高に相場を圧迫され、序盤は売りが先行した。一方、売り一巡後は安値拾いの買い戻しや、トランプ次期大統領のインフラ投資政策に対する需要増、同国経済の景気拡大観測が材料視され買い戻しが活発化。ドル高加速により他貴金属が軟調地合いとなる中、パラジウムは上げ幅を拡大し高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、直近高値を付けた週明けのNY相場高や、円安の加速が追い風となり大幅反発。小売では1gあたり2,716円(+119円)と、上げ幅を拡大し一段高へ。前週末11日に付けた年初来高値を再度上抜き、2015年11月9日相場以来およそ1年ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/15 2716円 (+119円)
11/14 2597円 (-76円)
11/11 2673円 (+98円)
11/10 2575円 (+64円)
11/09 2511円 (+54円)
11/08 2457円 (+98円)
11/07 2359円 (+37円)
11/04 2322円 (-59円)
11/02 2381円 (+16円)
11/01 2365円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,496円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:35現在の金相場は1トロイオンス1231.15ドル、パラジウムは696.80ドル、為替は1$08円08銭前後の値動きで推移しております。