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【金相場】週末14日のNY金相場は、引き続き年内利上げを織り込む展開となったほか、ドル高による割高感に押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1255.50ドル(-2.10ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。朝方発表された9月の米小売売上高は前月比+0.6%増と市場予想通りの内容となったが、8月(同-0.3%)からの大幅回復を意識されたほか、9月の卸売物価指数(PPI)も良好な内容となった事から、年内利上げ観測が高まり、金は相場を圧迫された。ただその後、ミシガン大学発表の10月の消費者景況感指数が前月から低下。市場予想も下回るなど低調となったことから、金相場は一時プラス圏に浮上した。しかし、外国為替市場でドル高・ユーロ安基調が続いたことから割高感に押され、再びマイナス圏に沈下する展開となった。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は同日午後、マサチューセッツ州で講演したが、具体的な利上げ時期に言及しなかったため、相場への反応は限定的だった。
国内の金相場は、マイナスに転じた週末のNY相場を映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,579円(-3円)と、小幅ながら値を下げ続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/17 4579円 (-3円)
10/14 4582円 (-11円)
10/13 4593円 (+35円)
10/12 4558円 (-26円)
10/11 4584円 (+1円)
10/07 4583円 (-32円)
10/06 4615円 (+33円)
10/05 4582円 (-100円)
10/04 4682円 (+6円)
10/03 4676円 (-4円)
直近10日間の金相場平均価格:4,603円/g
【パラジウム相場】週末14日のNYパラジウム相場は、このところの売り過剰感からの買い戻しや、米国株の上昇が材料視され堅調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス648.30ドル(+11.45ドル)と反発し、プラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は売りが先行した。一方、売り一巡後は、このところの売り過剰感による安値拾いの買い戻しが台頭し相場はプラス圏に浮上。また、発表された米国の経済指標が良好な内容となったほか、同国株価が堅調に推移した事もプラス材料となり、一時650ドルまで上げ幅を拡大した。その後、ドル高に押される場面もあったが、週末を前にした持ち高調整や、プラチナの上昇も好感され、この日はプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調に推移した週末のNY相場を映して上昇。小売では1gあたり2,435円(+49円)と、プラスに転じ反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/17 2435円 (+49円)
10/14 2386円 (-54円)
10/13 2440円 (+21円)
10/12 2419円 (-97円)
10/11 2516円 (-16円)
10/07 2532円 (-27円)
10/06 2559円 (-33円)
10/05 2592円 (-21円)
10/04 2613円 (-33円)
10/03 2646円 (+38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,514円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1255.95ドル、パラジウムは653.10ドル、為替は1$104円19銭前後の値動きで推移しております。