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【金相場】6日のNY金相場は、米新規失業保険申請件数が前週比で減少し、ドル買いが加速する中、割高感に圧迫され売りが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1253.00ドル(-15.60ドル)と、米利上げに対する警戒感などから売りが優り5営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、序盤は売り買いが交錯し小動きな展開となった。一方、発表された米失業保険申請件数統計が予想を下回る規模に収ると、7日の米雇用統計が良好な内容になるとの思惑や、年内利上げを織り込む動きが広がってドル買いが進行。ドル建ての金商品は相対的に相場を圧迫され売りが加速した。その後一部で安値拾いの買いが入った事から、やや下げを縮小する場面もあったがが、翌日の雇用統計発表を控えた手仕舞いから、そのまま売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、引き続き調整地合いとなったNY相場安を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,583円(-32円)と、前日の上昇分を戻し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/07 4583円 (-32円)
10/06 4615円 (+33円)
10/05 4582円 (-100円)
10/04 4682円 (+6円)
10/03 4676円 (-4円)
09/30 4680円 (-7円)
09/29 4687円 (+12円)
09/28 4675円 (-24円)
09/27 4699円 (-30円)
09/26 4729円 (+1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,661円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、引き続き年内の利上げを見込んだ売りや、ドル買いの進行、他貴金属の軟調さが意識され弱地合いの展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス666.15ドル(-9.45ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は前日の下げに対する安値拾いから買い戻しが先行したが、発表された米国の新規失業保険申請件数が前週比で減少し、1973年以降、2番目の低水準となったことで、年内利上げを織り込む動きが加速。為替市場では、ドルが主要通貨に対して強含む展開となり、ドル建てのパラジウムは売り優勢に反転した。途中、原油高を好感されやや買い戻される場面もあったが、金やプラチナが軟調に推移した事や、翌日発表予定の9月雇用統計を控えた様子見から、大きな買いにはつながらず、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売りが継続した海外相場安を映して軟調に推移。小売では1gあたり2,532円(-27円)と、4営業日続落し、およそ1週間ぶり(先週27日相場)の安値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/07 2532円 (-27円)
10/06 2559円 (-33円)
10/05 2592円 (-21円)
10/04 2613円 (-33円)
10/03 2646円 (+38円)
09/30 2608円 (-6円)
09/29 2613円 (+70円)
09/28 2543円 (+22円)
09/27 2521円 (-33円)
09/26 2554円 (+22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,578円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1259.75ドル、パラジウムは668.90ドル、為替は1$103円58銭前後の値動きで推移しております。