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【金相場】20日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を翌日に控えて様子見姿勢が強まる中、ほぼ横ばいとなった。中心限月の12月限は1トロイオンス1318.20ドル(+0.40ドル)と、小幅ながら値を上げ続伸して取引きを終了。この日より米連邦公開市場委員会(FOMC)の初日協議が開始された。今回の会合では利上げ見送りがほぼ確実とみられているが、翌日に発表される声明内容やイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容から利上げ時期に関する手掛かりを得たいとの思惑が強まったため、積極的な商いは手控えられ、狭いレンジでの取引となった。米商務省がこの日朝方に発表した住宅関連指数(8月住宅着工件数・住宅着工許可件数)が、それぞれ市場予想を下回るなど低調な内容となったが、市場の反応は乏しかった。
国内の金相場は、様子見ムードとなったNY相場や為替動向を眺めて小動きな展開に。小売ベースでは1gあたり4,693円(-7円)と、小幅ながら値を下げ3日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/21 4693円 (-7円)
09/20 4700円 (-16円)
09/16 4714円 (-45円)
09/15 4759円 (+9円)
09/14 4750円 (+17円)
09/13 4733円 (-47円)
09/12 4780円 (-8円)
09/09 4788円 (-15円)
09/08 4803円 (-4円)
09/07 4807円 (-6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,667円/g
【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、買いが先行するも続かず5営業日ぶりに小反落。中心限月の12月限は1トロイオンス683.50ドル(-2.75ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの連騰を引き継ぎ、序盤は堅調に推移した。一方、外為市場ではドルが上昇する場面では、割高感に押されたほか、一部で利益確定売りが出た事から上値追いが一服し、徐々に売りに反転する展開となった。ただその後は、原油高に加え、米国株の上昇、金の戻りを眺めて、パラジウムも持ち直し下げ幅を縮小するも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を翌日に控えて様子見姿勢が強まる中、この日は小幅安で引けた。
国内のパラジウムは、海外相場が小幅に値を下げた事を映して小反落。小売では1gあたり2,511円(-5円)と、小動きながらマイナスに転じました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/21 2511円 (-5円)
09/20 2516円 (+86円)
09/16 2430円 (-16円)
09/15 2446円 (+6円)
09/14 2440円 (-11円)
09/13 2451円 (-43円)
09/12 2494円 (-44円)
09/09 2538円 (-5円)
09/08 2543円 (-16円)
09/07 2559円 (+21円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,493円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:25現在の金相場は1トロイオンス1317.15ドル、パラジウムは684.80ドル、為替は1$101円60銭前後の値動きで推移しております。