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【金相場】15日のNY金相場は、まちまちな内容の米経済指標を受けて売り買いが交錯した後、ドル高に相場を圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1318.00ドル(-8.10ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。朝方に発表された米国の小売売上高などが弱めだったことから外為市場では一時ドル売り・ユーロ買いが加速。これを受けて、ドル建ての金商品も割安感から買い進められ、一時1332.50ドルまで上昇した。しかしその後、対ユーロでドルが買い戻されて為替相場が反転すると、金相場は割高感から相場を圧迫。また、原油や株式などのリスク資産の買いが活発化する中、安全資産とされる金は売りムードとなり下押される展開となった。
国内の金相場は、マイナスに転じたNY相場を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,714円(-45円)と、マイナスに転じ、軟調推移となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/16 4714円 (-45円)
09/15 4759円 (+9円)
09/14 4750円 (+17円)
09/13 4733円 (-47円)
09/12 4780円 (-8円)
09/09 4788円 (-15円)
09/08 4803円 (-4円)
09/07 4807円 (-6円)
09/06 4813円 (±0円)
09/05 4813円 (+54円)
直近10日間の金相場平均価格:4,776円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、ドルや他貴金属の値動きを眺めて売り買いが交錯。中心限月の12月限は1トロイオンス656.60ドル(+0.10ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を伸ばして取引きを終了。この日のパラジウムは、小幅ながら買い優勢となった前日相場の流れを引き継いだほか、発表された米国の小売売上高が低調な内容となった事による、ドル安の加速を受けて買いが膨らんだ。その後、発表された米経済指標がまずまずの内容だった事からドル安の流れが一服。金やプラチナなど他貴金属が売りに転じた事もあって、パラジウムも上げ幅を縮小し一時マイナス圏に沈下するも、原油高や米株価の上昇が支えとなり、引けにかけて持ち直す展開となった。
国内のパラジウムは、海外相場では小幅に値を伸ばしたものの、マイナス圏で推移し反落。小売では1gあたり2,430円(-16円)と、値を下げる展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/16 2430円 (-16円)
09/15 2446円 (+6円)
09/14 2440円 (-11円)
09/13 2451円 (-43円)
09/12 2494円 (-44円)
09/09 2538円 (-5円)
09/08 2543円 (-16円)
09/07 2559円 (+21円)
09/06 2538円 (+6円)
09/05 2532円 (+43円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,497円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1326.80ドル、パラジウムは659.75ドル、為替は1$102円21銭前後の値動きで推移しております。