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2016年09月14日国内金相場は上昇し7営業日ぶりにプラス圏へ↑一方、パラジウムは軟調地合いが継続し5日続落↓

【金相場】13日のNY金相場は、前日引け後に急伸した後は、売りが優勢となり小幅続落した。中心限月の12月限は1トロイオンス1323.70ドル(-1.90ドル)と、小幅ながら値を下げ5営業日続落して取引きを終了。前日相場の取引き終了間際に、米FRBブレイナード理事による早期利上げに慎重な姿勢を示す発言を受けて、時間外取引きでは買いが進み上昇した。一方で、米国の追加利上げに対する警戒心が完全には消えていない上、外為市場ではドル安・ユーロ高が一服したことも売り圧力につながり、相場は次第にマイナス圏に沈む展開となった。ただ、前日まで4営業日続落していたこともあって安値拾いの買いや、ショートカバーが入ったほか、この日は原油や株式などのリスク資産が売られる中で、安全資産とされる金には買い支えも入り、下値は限定的だった。

国内の金相場は、海外相場では引き続き売りが優ったものの、円安の進行から上昇しプラス圏へ。小売ベースでは1gあたり4,750円(+17円)と、7営業日ぶりに値を上げ反発しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

09/14   4750円 (+17円)

09/13   4733円 (-47円)

09/12   4780円 (-8円)

09/09   4788円 (-15円)

09/08   4803円 (-4円)

09/07   4807円 (-6円)

09/06   4813円 (±0円)

09/05   4813円 (+54円)

09/02   4759円 (+16円)

09/01   4743円 (+11円)

直近10日間の金相場平均価格:4,779円/g


【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、前日までの売り過剰感やドル安を背景に買われるも、原油や株式相場の軟化を背景に売り押され小幅安に。中心限月の12月限は1トロイオンス656.10ドル(-0.60ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げ、5営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの売り過剰感や、9月の米利上げ観測の後退から序盤は買いが先行し上昇した。一方、原油や米株式相場が軟調に推移した事や、ドルの買い戻し、売りに反転した金やプラチナの値動きを眺めて、次第にパラジウムも相場を圧迫され軟化。上げ幅を消化しマイナス圏に沈下するも、ドル買いが一服する場面では再び買い戻され、持ち直す展開となった。

国内のパラジウムは、小幅ながら引き続き売りが優勢となったNY相場を映して軟調に推移。小売では1gあたり2,440円(-11円)と、直近では最長の5営業日続落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

09/14   2440円 (-11円)

09/13   2451円 (-43円)

09/12   2494円 (-44円)

09/09   2538円 (-5円)

09/08   2543円 (-16円)

09/07   2559円 (+21円)

09/06   2538円 (+6円)

09/05   2532円 (+43円)

09/02   2489円 (-27円)

09/01   2516円 (-11円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,510円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1321.60ドル、パラジウムは658.25ドル、為替は1$103円07銭前後の値動きで推移しております。

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