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【金相場】1日のNY金相場は、安値拾いの買い戻しや、発表された米ISM製造業景況指数の低調さが意識され上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1317.10ドル(+5.70ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の金相場は、軟調となった前日までの流れを引き継ぎ序盤は売りが先行した。一方、このところの売り過剰感から安値拾いの買いが入りやすかった事や、発表された米製造業関連指標が低調だったことを受けて、外国為替市場ではドル売りに反転。ドル建てで取引される金商品は割安感から買われ、プラス圏に浮上した。ただ、米雇用統計の発表を翌日に控えて警戒心も強く、上値は限定的だった。
国内の金相場は、プラスに転じたNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,759円(+16円)と続伸し、先月16日相場以来およそ2週間半ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/02 4759円 (+16円)
09/01 4743円 (+11円)
08/31 4732円 (-1円)
08/30 4733円 (+10円)
08/27 4723円 (+58円)
08/26 4665円 (-15円)
08/25 4680円 (-37円)
08/24 4717円 (+8円)
08/23 4709円 (-12円)
08/22 4721円 (-24円)
直近10日間の金相場平均価格:4,718円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、原油安の進行や、低調な内容となった米ISM景況指数を受けて軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス661.70ドル(-8.25ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの安値反動や、ドル高の一服を背景に買いが先行し、序盤は小高く推移した。その後、需給の緩みから原油相場が軟調となったほか、米国株の下落が意識され相場は次第に売りに反転。また、発表された米ISM米製造業関連指標が、予想外に弱かったことも材料視され下げ幅を拡大した。ただ、同時にドルが値を下げたことや、金の上昇に支えられる場面もあり、下値は限定的となった。
国内のパラジウムは、引き続き売りが優勢となった海外相場を映して軟調地合いが継続。小売では1gあたり2,489円(-27円)と3営業日続落し、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/02 2489円 (-27円)
09/01 2516円 (-11円)
08/31 2527円 (-38円)
08/30 2565円 (+33円)
08/27 2532円 (+27円)
08/26 2505円 (+16円)
08/25 2489円 (-49円)
08/24 2538円 (+27円)
08/23 2511円 (-54円)
08/22 2565円 (+6円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,524円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:00現在の金相場は1トロイオンス1315.70ドル、パラジウムは671.50ドル、為替は1$103円34銭前後の値動きで推移しております。