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【金相場】30日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感や、米国の早期利上げ観測を背景に相場を圧迫。中心限月の12月限は1トロイオンス1316.50ドル(-10.60ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日の金相場は、前日までの上昇に伴う利益確定売りや、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長や、フィッシャー副議長らの、このところの早期利上げに対する前向きな発言が意識され序盤より売りが先行した。また、同副議長はこの日もTVインタビューで、労働市場は「完全雇用に近づいている」と強調したことから、金商品は下げ足を速める展開となったほか、発表された米国の8月消費者信頼感指数が市場予想や、前月値を大きく上回った事で、ドルが一段高となった事も割高感を与え相場を圧迫された。
国内の金相場は、軟調となったNY相場を映して、やや押されるも、円安の進行を受けて下げを縮小し横ばい圏で推移。小売ベースでは1gあたり4,732円(-1円)と、小幅安に振れ3営業日ぶりに値を下げました。
《8月の金相場価格推移(小売)》
08/31 4732円 (-1円)
08/30 4733円 (+10円)
08/27 4728円 (+58円)
08/26 4665円 (-15円)
08/25 4595円 (-37円)
08/24 4632円 (+8円)
08/23 4624円 (-12円)
08/22 4636円 (-24円)
08/19 4660円 (+3円)
08/18 4657円 (-7円)
08/17 4664円 (-14円)
08/16 4763円 (-36円)
08/09 4799円 (+25円)
08/08 4774円 (-59円)
08/05 4833円 (+15円)
08/04 4818円 (-18円)
08/03 4836円 (-8円)
08/02 4844円 (+9円)
08/01 4835円 (-49円)
8月の金相場平均価格:4,761円/g
【パラジウム相場】30日のNYパラジウム相場は、ドル高の加速や、原油・米国株の下落、軟調となった他貴金属につられ売りに反転。中心限月の12月限は1トロイオンス678.20ドル(-21.05ドル)と、4営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤は買いが先行。また、ドル高一服を受けて買いが入り、相場は一時700ドル超まで上昇した。一方、先週より米連邦準備制度理事会(FRB)高官の政策金利に対するタカ派的な発言が意識されたことや、この日もFRB副議長による雇用改善に関する発言が注目されドル高が進む中、相場は次第に売り優勢に反転。加えて、発表された8月消費者信頼感指数が良好な内容となったことでドル買いが加速したほか、原油安や、米国株の下落、プラチナの下げが重しとなり、パラジウムも売り押された。
国内のパラジウムは、利益確定売りやドル高に押されたNY相場を映して軟調に推移。小売では1gあたり2,527円(-38円)と、前日の上げを戻し、4営業日ぶりに反落となりました。
《8月のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/31 2527円 (-38円)
08/30 2565円 (+33円)
08/27 2532円 (+27円)
08/26 2505円 (+16円)
08/25 2489円 (-49円)
08/24 2538円 (+27円)
08/23 2511円 (-54円)
08/22 2565円 (+6円)
08/19 2559円 (+43円)
08/18 2516円 (-27円)
08/17 2381円 (+5円)
08/16 2538円 (-10円)
08/09 2548円 (-6円)
08/08 2554円 (-16円)
08/05 2570円 (-32円)
08/04 2602円 (+5円)
08/03 2597円 (-49円)
08/02 2646円 (+33円)
08/01 2613円 (-11円)
8月のパラジウム相場平均価格:2,553円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:10現在の金相場は1トロイオンス1316.25ドル、パラジウムは689.10ドル、為替は1$103円02銭前後の値動きで推移しております。