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【金相場】週末26日のNY金相場は、前日までの売り過剰感から買い戻しが優勢となり上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1325.90ドル(+1.30ドル)と、3営業日ぶりに小反発して取引きを終了。イエレンFRB議長が講演で、長期的な利上げペースが緩やかになるとの見通しを示したのが材料視され、金市場への資金流入が急速には細らないとみた買いが入り上昇。また、米株式相場が下落したのもリスク回避を目的とした買いが入ったほか、外国為替市場でドル売り・ユーロ買いが加速したことも割安感を与え、一時1346.00ドルまで上げ幅を拡大した。ただその後は、フィッシャーFRB副議長がCNBCテレビとのインタビューで、9月も含めた早期利上げに前向きな姿勢を示したことから、ドルの対ユーロ相場が反転上昇。金はドル高に圧迫されて次第に上げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、小幅高に振れた週末の海外相場や、円安の進行を受けて大幅上昇。小売ベースでは1gあたり4,728円(+58円)と、3営業日ぶりに反発し、19日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/27 4728円 (+58円)
08/26 4665円 (-15円)
08/25 4595円 (-37円)
08/24 4632円 (+8円)
08/23 4624円 (-12円)
08/22 4636円 (-24円)
08/19 4660円 (+3円)
08/18 4657円 (-7円)
08/17 4664円 (-14円)
08/16 4678円 (-36円)
直近10日間の金相場平均価格:4,722円/g
【パラジウム相場】週末26日のNYパラジウム相場は、原油高や他貴金属の堅調さが好感され続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス692.15ドル(+7.15ドル)と、この日も買い優勢で取引きを終了。序盤のパラジウムは、FRBイエレン議長の講演での発言をキッカケに、ドル安が進んだことから割安感が意識され上昇した。また、原油相場の上昇や、金・プラチナの堅調さも好感され上げ幅を拡大。一時700ドル超まで値を伸ばす場面もあった。途中、ドルの買い戻しから割高感に押された事や、週末を前にした持ち高調整売りに圧迫され上値を抑えられるも、引き続き買い支えられ、そのままプラス圏で引けた。
国内のパラジウムは、引き続き買いが優勢となった週末のNY相場や円安の進行から堅調に推移。小売では1gあたり2,532円(+27円)と、上昇し続伸しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/27 2532円 (+27円)
08/26 2505円 (+16円)
08/25 2327円 (-49円)
08/24 2376円 (+27円)
08/23 2349円 (-54円)
08/22 2403円 (+5円)
08/19 2398円 (+44円)
08/18 2354円 (-27円)
08/17 2381円 (+5円)
08/16 2376円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,530円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1319.85ドル、パラジウムは689.40ドル、為替は1$102円06銭前後の値動きで推移しております。