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2016年08月23日国内貴金属は総じて軟調に推移↓金は続落し、パラジウムは3営業日ぶりに反落。

【金相場】週明け22日のNY金相場は、米国の追加利上げに対する警戒感が広がる中、売りが優り小幅続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1343.40ドル(-2.80ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日の金相場は、売りが優った先週末相場の流れを引き継ぎ序盤より小安く推移。また、ニューヨーク連銀のダドリー総裁をはじめ、アトランタ連銀のロックハート総裁やサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁ら、複数の連銀幹部が先週半ばから早期利上げに前向きな姿勢を示しており金への圧迫材料となったほか、フィッシャー副議長の講演での発言も追加利上げに対する警戒感を若干強める形となり相場を圧迫された。ただ、外為市場でユーロが対ドルで買い戻されると割安感から買い戻され、次第に下げ幅を縮小した。市場の注目は、週末26日にワイオミング州ジャクソンホールで予定されるイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に集まっている。

国内の金相場は、小幅安に振れた連休明けのNY相場を映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,624円(-12円)と、続落しマイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

08/23   4709円 (-12円)

08/22   4721円 (-24円)

08/19   4745円 (+2円)

08/18   4743円 (-6円)

08/17   4749円 (-14円)

08/16   4763円 (-36円)

08/09   4799円 (+25円)

08/08   4774円 (-59円)

08/05   4833円 (+15円)

08/04   4818円 (-18円)

直近10日間の金相場平均価格:4,763円/g



【パラジウム相場】週明け22日のNYパラジウム相場は、米の早期利上げ観測への警戒感や、原油安、株安が重しとなり続落。中心限月の9月限は1トロイオンス692.15ドル(-17.20ドル)と、売りが優勢で取引きを終了。先週半ば以降、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)当局者が米国経済への楽観的な見方を示し、早期利上げ観測が再燃した事から、金やプラチナ同様にパラジウムも相場を圧迫され売りが先行した。また、原油相場が8営業日ぶりにマイナスに転じた事や、米国株の下落、ドル高による割高感も重しとなり下げ幅を拡大した。途中、ドル買いが一服する場面ではやや下げ幅を縮小する場面もあったが、大きな買いにはつながらず、そのまま売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、売りが優った連休明けのNY相場安を映して3営業日ぶりに反落。小売では1gあたり2,511円(-54円)と、マイナスに転じ、前日までの上伸が一服する展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

08/23   2511円 (-54円)

08/22   2565円 (+5円)

08/19   2559円 (+43円)

08/18   2516円 (-27円)

08/17   2543円 (+5円)

08/16   2538円 (-10円)

08/09   2548円 (-6円)

08/08   2554円 (-16円)

08/05   2570円 (-32円)

08/04   2602円 (+5円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,545円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:05現在の金相場は1トロイオンス1338.75ドル、パラジウムは692.40ドル、為替は1$100円38銭前後の値動きで推移しております。

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