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【金相場】週末19日のNY金相場は、利上げ時期を巡って思惑が交錯する中、ドル高に相場を圧迫され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1346.20ドル(-11.00ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、テクニカル要因やドル高による売りが出たほか、前日にニューヨーク連銀のダドリー総裁や、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が早期の追加利上げに前向きな姿勢を示したことが意識され相場を圧迫された。ただ、週央に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、多くの参加者が利上げに依然慎重になっていることが確認された事から売り一巡後は安値拾いの買いも入り、底堅い展開となった。なお、市場では追加利上げ時期に関する手掛かりを得たいとの思惑が強っており、ワイオミング州ジャクソンホールで来週開催される年次会合でのイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に注目が集まっている。
国内の金相場は、マイナスに転じた週末のNY相場安を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,721円(-24円)と、値を下げ軟調推移となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/22 4721円 (-24円)
08/19 4745円 (+2円)
08/18 4743円 (-6円)
08/17 4749円 (-14円)
08/16 4763円 (-36円)
08/09 4799円 (+25円)
08/08 4774円 (-59円)
08/05 4833円 (+15円)
08/04 4818円 (-18円)
08/03 4836円 (-8円)
直近10日間の金相場平均価格:4,774円/g
【パラジウム相場】週末19日のNYパラジウム相場は、前日の急伸に対する利益確定売りや、ドル高に相場を圧迫され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス709.35ドル(-4.05ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日の上昇に対する利益確定売りが先行した後も、他貴金属の軟調さが意識され小安く推移。また、外為市場ではドルが上昇した事による割高感や、米国株の下落も重しとなり相場を圧迫された。ただ、原油高が好感視されたほか、安値拾いの買い戻しもあって大きな売りには繋がらず、引けにかけてやや下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、マイナスに転じた週末のNY相場安を映すも、円高の一服を受けて小幅続伸。買取では1gあたり2,565円(+5円)と、本日貴金属では唯一プラス圏での値動きとなり、前営業日相場同様におよそ2週間ぶりの高値継続となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/22 2565円 (+5円)
08/19 2559円 (+43円)
08/18 2516円 (-27円)
08/17 2543円 (+5円)
08/16 2538円 (-10円)
08/09 2548円 (-6円)
08/08 2554円 (-16円)
08/05 2570円 (-32円)
08/04 2602円 (+5円)
08/03 2597円 (-49円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,554円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1336.70ドル、パラジウムは706.85ドル、為替は1$100円73銭前後の値動きで推移しております。