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【金相場】16日のNY金相場は、外為市場でドルが値を下げたことによる割安感から買いを集めて上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1356.90ドル(+9.40ドル)と続伸し、中心終値では4日相場ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より小高く推移した。一方、発表された米経済指標が強弱まちまちの内容となったことから、金相場も売り買いが交錯。加えて、ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁が、9月利上げの可能性も示唆したことが意識され一旦は売り戻しが出るも、外為市場ではドルが軟調に推移したことによる割安感から次第に買い戻しが強まり、相場は再び上昇に転じた。市場の注目は翌17日に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に集まっている。
国内の金相場は、海外相場高を映して上昇するも、為替が円高に振れたことを受けて売り優勢に。小売ベースでは1gあたり4,749円(-14円)と続落し、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/17 4749円 (-14円)
08/16 4763円 (-36円)
08/09 4799円 (+25円)
08/08 4774円 (-59円)
08/05 4833円 (+15円)
08/04 4818円 (-18円)
08/03 4836円 (-8円)
08/02 4844円 (+9円)
08/01 4835円 (-49円)
07/29 4884円 (-20円)
直近10日間の金相場平均価格:4,814円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、ドル安の加速や、原油高などを背景に買いが入り上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス705.10ドル(+12.85ドル)と続伸し、1週間ぶりに700ドル台に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、金やプラチナなど他貴金属の上昇につられたほか、外為市場ではドルが軟調に推移したことによる割安感から買いを集め上昇。また、発表された7月の鉱工業生産指数が市場予想を上回り良好な内容となったほか、原油相場がおよそ1ヶ月ぶりの高値を付けた事も好感され上げ幅を拡大した。途中、NY連銀総裁の9月利上げ発言で、やや値を落とす場面もあったが、引き続きドルの弱さや原油の強気推移が相場の追い風となり、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、円高の進行に押されるも、NY相場の急伸を映してプラス圏に浮上。小売では1gあたり2,543円(+5円)と、小幅ながら値を上げ、本日貴金属では唯一の上昇となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/17 2543円 (+5円)
08/16 2538円 (-10円)
08/09 2548円 (-6円)
08/08 2554円 (-16円)
08/05 2570円 (-32円)
08/04 2602円 (+5円)
08/03 2597円 (-49円)
08/02 2646円 (+33円)
08/01 2613円 (-11円)
07/29 2624円 (-22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,584円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1346.80ドル、パラジウムは702.25ドル、為替は1$100円59銭前後の値動きで推移しております。