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【金相場】週末5日のNY金相場は、良好な米雇用統計の発表を受けて、売りが活発化。中心限月の12月限は1トロイオンス1344.40ドル(-23.00ドル)と、大幅反落で取引きを終了。米労働省が朝方発表した7月の雇用統計は非農業部門の就業者数が前月比25万5000人増と、市場予想の18万人増を大幅に上回る好調な内容だった事に加え賃金も増加したことから、連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利上げ観測が高まり、金は発表後に売りが広がった。また、為替市場ではドル買い・ユーロ売りの動きが加速したことも、割高感が生じ圧迫材料となった。
国内の金相場は、米の雇用統計結果を背景に売りが広がった週末のNY相場安を映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,774円(-59円)と、マイナスに転じ反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/08 4774円 (-59円)
08/05 4833円 (+15円)
08/04 4818円 (-18円)
08/03 4836円 (-8円)
08/02 4844円 (+9円)
08/01 4835円 (-49円)
07/29 4884円 (-20円)
07/28 4904円 (+65円)
07/27 4839円 (-16円)
07/26 4855円 (-60円)
直近10日間の金相場平均価格:4,842円/g
【パラジウム相場】週末5日のNYパラジウム相場は、良好な内容となった米雇用統計を受け、ドルの急伸に伴う割高感に圧迫され軟調に推移。中心限月の9月限は1トロイオンス696.30ドル(-9.70ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。序盤のパラジウムは、売り買いが交錯し小動きな展開となったが、この日発表された7月の米雇用統計が堅調な内容となった事をきっかけに売りが活発化。外為市場ではドルが急伸した事による割高感に圧迫されたほか、金やプラチナの下げも響き、パラジウムも売りが拡大した。途中、米国株の上昇を眺めて下げ幅を縮小するも、引き続き軟調に推移している金相場を眺めて、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売りが優った週末のNY市場を映して軟調地合いが継続。小売では1gあたり2,554円(-16円)と、続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/08 2554円 (-16円)
08/05 2570円 (-32円)
08/04 2602円 (+5円)
08/03 2597円 (-49円)
08/02 2646円 (+33円)
08/01 2613円 (-11円)
07/29 2624円 (-22円)
07/28 2646円 (+33円)
07/27 2613円 (+5円)
07/26 2608円 (-5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,607円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1338.05ドル、パラジウムは696.90ドル、為替は1$102円13銭前後の値動きで推移しております。