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【金相場】週明け1日のNY金相場は、原油安や株安、冴えない内容となった米経済指標を背景に逃避目的としての買い支えから上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1359.60ドル(+2.10ドル)と、5営業日続伸し、中心終値では7月7日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、買い地合いが強まった前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移。また、供給過多から原油相場が落ち込み、およそ3カ月半ぶりの安値圏に沈むと、米国株式にも下げの動きが広がり投資家心理が後退。相対的に安全資産とされる金に買いが入り上げ幅を拡大した。途中、利益確定売りにやや押される場面も見られたが、この日発表された7月の米ISM製造業景況感指数や、6月の米建設支出などが市場予想を相次いで下回ったことなどが影響したほか、先週末に発表された4~6月期の米実質GDP(国内総生産)速報値がさえない内容だったことで、米早期利上げ観測が後退していることも追い風となり、この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、引き続き堅調な動きとなったNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,844円(+9円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/02 4844円 (+9円)
08/01 4835円 (-49円)
07/29 4884円 (-20円)
07/28 4904円 (+65円)
07/27 4839円 (-16円)
07/26 4855円 (-60円)
07/25 4915円 (-7円)
07/22 4922円 (+10円)
07/21 4912円 (-30円)
07/20 4942円 (+18円)
直近10日間の金相場平均価格:4,885円/g
【パラジウム相場】週明け1日のNYパラジウム相場は、高値達成感や投資家心理の後退が意識されやや押される場面もあったが、ドル安やプラチナ高、テクニカル要因から買いを集め上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス716.25ドル(+6.50ドル)と続伸し、連日で年初来高値を更新。中心終値では2015年6月18日相場以来およそ1年2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、前週末に付けた高値を意識され一部で利益確定売りが出たほか、軟調となった中国株が重しとなり序盤は小安く推移した。また、原油安の進行から投資家心理が後退した事も響き売りが加速した。一方、低調な内容となった米経済指標を背景に外為市場ではドルが下落。ドル建てのパラジウムは割安感から買い戻されたほか、プラチナがおよそ1年3ヶ月ぶり(2015年5月18日相場来)の高値圏まで急騰した事が好感され、パラジウムも一代高値を付ける展開となった。
国内のパラジウムは、一代高値を更新したNY相場高を映して堅調に推移。小売では1gあたり2,646円(+33円)と、3営業日ぶりに反発し、前日2日間の下げを消化。再度年初来高値と並び、2015年11月11日相場以来およそ8ヶ月半ぶりの高値となっております。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/02 2646円 (+33円)
08/01 2613円 (-11円)
07/29 2624円 (-22円)
07/28 2646円 (+33円)
07/27 2613円 (+5円)
07/26 2608円 (-5円)
07/25 2613円 (+11円)
07/22 2602円 (+21円)
07/21 2581円 (+81円)
07/20 2500円 (+43円)
07/19 2457円 (-5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,605円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1350.55ドル、パラジウムは717.80ドル、為替は1$102円71銭前後の値動きで推移しております。