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【金相場】28日のNY金相場は、前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明が目先の利上げを明確に示唆する内容ではなかった安心感などから買われ、3営業日続伸した。中心限月の12月限は1トロイオンス1341.20ドル(+6.70ドル)と、中心終値では7月13日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。前日引け後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や声明を受け、米連邦準備理事会(FRB)は追加利上げを急いでいないとの見方が意識され発表直後に金は上げ幅を拡大。また、この日はユーロが対ドルで強含んだことも支援材料となり、早朝には一時1352.60ドルまで上昇する場面もあった。その後、ドルが対ユーロで買い戻されると、金相場は割高感から上げ幅を縮小したが、引き続き堅調に推移した。
国内の金相場は、海外相場では買いが継続したものの、円高要因から上げを消化され反落。小売ベースでは1gあたり4,884円(-20円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《7月現在の金相場価格推移(小売)》
07/29 4884円 (-20円)
07/28 4904円 (+65円)
07/27 4839円 (-16円)
07/26 4855円 (-60円)
07/25 4915円 (-7円)
07/22 4922円 (+10円)
07/21 4912円 (-30円)
07/20 4942円 (+18円)
07/19 4924円 (+14円)
07/15 4910円 (+14円)
07/14 4896円 (+19円)
07/13 4877円 (+21円)
07/12 4856円 (+32円)
07/11 4824円 (+17円)
07/08 4807円 (-34円)
07/07 4841円 (+11円)
07/06 4830円 (-9円)
07/05 4839円 (+14円)
07/04 4825円 (+51円)
07/01 4774円 (+44円)
7月の金相場平均価格:4,869円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、ドル安や他貴金属の上昇を眺めて買いが先行するも、連日の上昇に対する利益確定売りに押されマイナス圏に反転。中心限月の9月限は1トロイオンス698.65ドル(-5.25ドル)と、8営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日引け後に公表された米FOMC結果を受け、序盤は買い地合いが継続した。また、外為市場ではドルが軟調となり割安感が意識されたほか、金やプラチナの上昇を眺めてパラジウムも堅調に推移し、一時709ドル超まで上げ幅を拡大する場面もあった。一方、前日まで7営業日続伸し、連日で年初来高値を付けるなど上げ幅を拡大していた事から、目先の達成感が広がり相場は次第に売り優勢に反転。また、需給観点から原油相場が軟調となった事に加え、欧米株価も下振れた事が重しとなりマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、8営業日ぶりに反落したNY相場や、円高要因から軟調に推移。小売では1gあたり2,624円(-22円)と、3営業日ぶりにマイナスに転じました。
《7月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/29 2624円 (-22円)
07/28 2646円 (+33円)
07/27 2613円 (+5円)
07/26 2608円 (-5円)
07/25 2613円 (+11円)
07/22 2602円 (+21円)
07/21 2581円 (+81円)
07/20 2500円 (+43円)
07/19 2457円 (-5円)
07/15 2462円 (+38円)
07/14 2424円 (+65円)
07/13 2359円 (+59円)
07/12 2300円 (+49円)
07/11 2251円 (+27円)
07/08 2224円 (±0円)
07/07 2224円 (+5円)
07/06 2219円 (-43円)
07/05 2262円 (±0円)
07/04 2262円 (+32円)
07/01 2230円 (+49円)
7月のパラジウム相場平均価格:2,423円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1338.60ドル、パラジウムは700.75ドル、為替は1$104円35銭前後の値動きで推移しております。