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【金相場】週末22日のNY金相場は、新たな取引材料に乏しいなか、ドルが主要通貨に対して上昇した事が重しとなり反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1323.40ドル(-7.60ドル)と、売りが優勢で取引きを終了。この日は主だった経済指標の発表もなく新規材料に乏しい中、外為市場ではでドル買い・ユーロ売りが進み、ドル建てで取引される金商品は割高感から相場を圧迫され軟調となった。また、最近発表されている米経済指標の大半が良好な内容であることから、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内には追加利上げに動くとの観測が強まっていることも重しとなり、冴えない展開となった。ただ、英金融情報会社マークイットがこの日発表した7月の英購買担当者景況指数(PMI)速報値はサービス業と製造業を合わせた総合指数が前月を4.7ポイント下回る47.7と、7年3カ月ぶりの水準に低下。欧州連合(EU)離脱を決めている英国の景気先行き不安が強まったことから、安全資産とされる金には買い支えも入り、下値は限定的だった。
国内の金相場は、売りが優った週末のNY市場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,915円(-7円)と、小幅ながら値を下げ、マイナスに転じました。
《7月現在の金相場価格推移(小売)》
07/25 4915円 (-7円)
07/22 4922円 (+10円)
07/21 4912円 (-30円)
07/20 4942円 (+18円)
07/19 4924円 (+14円)
07/15 4910円 (+14円)
07/14 4896円 (+19円)
07/13 4877円 (+21円)
07/12 4856円 (+32円)
07/11 4824円 (+17円)
07/08 4807円 (-34円)
07/07 4841円 (+11円)
07/06 4830円 (-9円)
07/05 4839円 (+14円)
07/04 4825円 (+51円)
07/01 4774円 (+44円)
7月の金相場平均価格:4,783円/g
【パラジウム相場】週末22日のNYパラジウム相場は、堅調地合いが継続し4営業日続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス686.05ドル(+0.60ドル)と、小幅ながら値を伸ばし連日で年初来高値を更新。前日相場同様に中心終値では2015年10月28日相場以来およそ9ヶ月ぶりの高値を継続した。この日のパラジウムは、強基調となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行。一方、外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇した事が重しとなったほか、英国経済への先行き不安の広がりが意識され一時売りに反転した。ただ、その後は堅調となった米国株を眺めて、パラジウムも買い戻しが強まり相場は再びプラス圏に浮上。週末を前にした持ち高調整の買いにも支えられ、結局この日もプラス圏で取引きを終えた。なお、週間5日間では4日連続の上昇となり、昨年10月以来では最長となる5週連続高となった。
国内のパラジウムは、買いが継続した週末のNY市場を映して堅調に推移。小売では1gあたり2,613円(+11円)と、本日を含め4営業日続伸し、連日で年初来高値を更新。前営業日相場同様に、2015年11月11日相場以来およそ8ヶ月半ぶりの高値を継続する展開となりました。
《7月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/25 2613円 (+11円)
07/22 2602円 (+21円)
07/21 2581円 (+81円)
07/20 2500円 (+43円)
07/19 2457円 (-5円)
07/15 2462円 (+38円)
07/14 2424円 (+65円)
07/13 2359円 (+59円)
07/12 2300円 (+49円)
07/11 2251円 (+27円)
07/08 2224円 (±0円)
07/07 2224円 (+5円)
07/06 2219円 (-43円)
07/05 2262円 (±0円)
07/04 2262円 (+32円)
07/01 2230円 (+49円)
7月のパラジウム相場平均価格:2,373円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1318.90ドル、パラジウムは681.55ドル、為替は1$106円44銭前後の値動きで推移しております。