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【金相場】21日のNY金相場は、安値拾いやドル安による割安感、米国株の反落を受けた資金流入から買い戻され反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1331.00ドル(+11.70ドル)と、プラス圏に転じて取引を終了。この日の金相場は、売りが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は軟調となった。一方、外為市場ではドルが主要通貨に対して値を下げた事から割安感が意識され相場は次第に買い戻しが台頭。米国株の上昇一服や、安値拾いなどショートカバーにも支えられ金はプラス圏に浮上した。途中、発表された米国の週間新規失業保険申請件数が良好な内容となった事から、やや上値を重くする場面もあったが、欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和観測が意識され、そのまま上げ幅を拡大する展開となった。
国内の金相場は、買いが優ったNY市場を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,922円(+10円)と、円高要因からやや上げ幅を削るも、本日はプラス圏での値動きとなりました。
《7月現在の金相場価格推移(小売)》
07/22 4922円 (+10円)
07/21 4912円 (-30円)
07/20 4942円 (+18円)
07/19 4924円 (+14円)
07/15 4910円 (+14円)
07/14 4896円 (+19円)
07/13 4877円 (+21円)
07/12 4856円 (+32円)
07/11 4824円 (+17円)
07/08 4807円 (-34円)
07/07 4841円 (+11円)
07/06 4830円 (-9円)
07/05 4839円 (+14円)
07/04 4825円 (+51円)
07/01 4774円 (+44円)
7月の金相場平均価格:4,865円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、買い地合いが継続し3日続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス685.45ドル(+9.45ドル)と、3連日で年初来高値を更新し、中心終値では10月28日相場以来およそ9ヶ月ぶりの高値を付けて取引を終了。この日のパラジウムは、前日までの連騰に対する買い過剰感が台頭したほか、金をはじめ他貴金属の値下がりも意識され序盤は軟調に推移した。一方、外為市場ではドルが売りに転じると割安感から買い戻され上昇。加えて、金やプラチナの切り返しも支援材料となり相場はプラス圏に反転した。上昇が一服した米国株や原油安につられ、やや上値を抑えられる場面もあったが、欧州中央銀行(ECB)による一段の量的緩和への先行き期待感が意識され、この日も上値追いの展開となった。
国内のパラジウムは、引き続き年初来高値を上抜くなど堅調に推移したNY相場を映して上伸。小売では1gあたり2,602円(+21円)と3日続伸し、連日で年初来高値を更新。前日同様2015年11月11日相場以来およそ8ヶ月半ぶりの高値継続となりました。
《7月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/22 2602円 (+21円)
07/21 2581円 (+81円)
07/20 2500円 (+43円)
07/19 2457円 (-5円)
07/15 2462円 (+38円)
07/14 2424円 (+65円)
07/13 2359円 (+59円)
07/12 2300円 (+49円)
07/11 2251円 (+27円)
07/08 2224円 (±0円)
07/07 2224円 (+5円)
07/06 2219円 (-43円)
07/05 2262円 (±0円)
07/04 2262円 (+32円)
07/01 2230円 (+49円)
7月のパラジウム相場平均価格:2,357円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1331.45ドル、パラジウムは687.20ドル、為替は1$105円81銭前後の値動きで推移しております。