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【金相場】20日のNY金相場は、米国株の上昇や、ドル高に圧迫され3営業日ぶりに反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1319.30ドル(-13.00ドル)と、マイナスに沈んで取引きを終了。この日は、欧米株価の上伸や原油相場の反発を背景にリスク地合いの改善が強まる中、安全資産とされる金は売られやすかったほか、対ユーロでドル高が進行したことも金相場の重しとなり軟調に推移した。また、最近の良好な米経済指標を受け、市場では米追加利上げが改めて意識され始めており、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に発表される声明内容から利上げ時期に関する手掛かりを得たいとの思惑も強まっている。
国内の金相場は、売りが優ったNY市場の流れを受けて軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,912円(-30円)と、8営業日ぶりにマイナスに転じ、上値追いが一服する展開となりました。
《7月現在の金相場価格推移(小売)》
07/21 4912円 (-30円)
07/20 4942円 (+18円)
07/19 4924円 (+14円)
07/15 4910円 (+14円)
07/14 4896円 (+19円)
07/13 4877円 (+21円)
07/12 4856円 (+32円)
07/11 4824円 (+17円)
07/08 4807円 (-34円)
07/07 4841円 (+11円)
07/06 4830円 (-9円)
07/05 4839円 (+14円)
07/04 4825円 (+51円)
07/01 4774円 (+44円)
7月の金相場平均価格:4,861円/g
【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、他貴金属同様にドル高に押される場面もあったが、欧州株の上昇や米国株の最高値更新、原油高が好感され上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス676.00ドル(+19.60ドル)と、連日で年初来高値を更新し、中心終値では2015年10月30日相場以来およそ8ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。序盤のパラジウムは、ドル高による割高感や、前日に年初来高値を付けた反動から利益確定売りが進み軟調に推移した。また、金やプラチナの下落につられてパラジウムも値を落とし、一時650ドルを下回る場面もあった。ただ、売り一巡後は買い戻しに反転。欧州株の上昇や、ダウ工業株30種平均やS&P500種株価指数が過去最高値を記録したほか、原油相場が反発するなど、投資家のリスク選好地合いが高まった所でパラジウムも買いの勢いが増し、一気に上げ幅を拡大した。
国内のパラジウムは、一段高となった海外相場を映して急伸。小売では1gあたり2,581円(+81円)と、大幅続伸し、再度年初来高値を更新。2015年11月11日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値となりました。
《7月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/21 2581円 (+81円)
07/20 2500円 (+43円)
07/19 2457円 (-5円)
07/15 2462円 (+38円)
07/14 2424円 (+65円)
07/13 2359円 (+59円)
07/12 2300円 (+49円)
07/11 2251円 (+27円)
07/08 2224円 (±0円)
07/07 2224円 (+5円)
07/06 2219円 (-43円)
07/05 2262円 (±0円)
07/04 2262円 (+32円)
07/01 2230円 (+49円)
7月のパラジウム相場平均価格:2,340円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1313.80ドル、パラジウムは672.75ドル、為替は1$107円26銭前後の値動きで推移しております。