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【金相場】13日のNY金相場は、このところの下落に対する安値拾いや、ドル安による割安感から買いが優り上昇。中心限月の8月限は1トロイオンス1343.60ドル(+8.30ドル)と、5営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の金相場は、売りが進んだ前日までの安値反動から、序盤より買いが入り小高く推移した。また、ドル安による割安感や、日英など主要国の中央銀行が金融緩和を強めるとの思惑が金への資金流入を促した。途中、米国株の上昇からやや押される場面もあったが、引き続きドルの軟調さや、チャート絡みの買い支えなども見られ、この日はプラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、堅調な値動きとなったNY市場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,898円(+19円)と、4営業日続伸し上げ幅を拡大。連日で直近高値を上抜き、3月23日相場以来およそ3ヵ月半ぶりの高値を付けるなど一段高となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
07/14 4896円 (+19円)
07/13 4877円 (+21円)
07/12 4856円 (+32円)
07/11 4824円 (+17円)
07/08 4807円 (-34円)
07/07 4841円 (+11円)
07/06 4830円 (-9円)
07/05 4839円 (+14円)
07/04 4825円 (+51円)
07/01 4774円 (+44円)
直近10日間の金相場平均価格:4,837円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、他貴金属の上昇が好感され上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス644.20ドル(+15.25ドル)と、6営業日続伸し連日で年初来高値を更新。中心終値では2015年11月2日相場以来およそ8ヶ月半ぶりの高値となった。この日のパラジウムは、序盤は原油相場の反落や、前日までの連騰に対する利益確定売りも見られ売りが先行。一方で、外為市場ではドルが主要通貨に対して軟調となったことから割安感が生じたほか、金やプラチナの切り返しが好感され、パラジウムも買い優勢に反転した。途中、米国株の値動きや、プラチナ相場を眺めて上値の重い展開となるも、ドル安の加速や、日英など主要国の中央銀行が金融緩和を強めるとの思惑が支援材料となり、連日で一代高値を更新する展開となった。
国内のパラジウムは、引き続き年初来高値を抜いたNY市場を映して、上げ幅を拡大。小売では1gあたり2,424円(+65円)と、4営業日続伸し一段高へ。連日で直近高値を上抜き、年初来高値水準まで再浮上する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/14 2424円 (+65円)
07/13 2359円 (+59円)
07/12 2300円 (+49円)
07/11 2251円 (+27円)
07/08 2224円 (±0円)
07/07 2224円 (+5円)
07/06 2219円 (-43円)
07/05 2262円 (±0円)
07/04 2262円 (+32円)
07/01 2230円 (+48円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,276円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1340.85ドル、パラジウムは645.75ドル、為替は1$104円60銭前後の値動きで推移しております。