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2016年06月20日国内金相場は上昇し反発↑一方、パラジウムは軟調地合いが継続し小幅続落↓

【金相場】週末17日のNY金相場は、前日までの7連騰を受けた利益確定売りに押され、この日は売りが優勢で取引きを終了。中心限月の8月限は1トロイオンス1294.80ドル(-3.60ドル)と、8営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日は、米追加利上げ観測の後退や、英国の欧州連合(EU)離脱懸念を背景に前日まで7営業日続伸しするなど高騰していた反動から、利益確定の売りが台頭し序盤より売りが先行した。また、英労働党の残留派の女性下院議員がキャンペーン中に殺害された事件を受けて、英国のEU離脱懸念がやや弱まる状況の中で、安全資産としての金の買い需要が一服した事も相場の下押し要因となった。ただ、米セントルイス連銀ブラード総裁の米国利上げに対するハト派的な発言や、ドルの軟調、依然として英国の欧州連合(EU)離脱懸念への根強さが相場を支え、買い戻しが活発化。米国株の下落からの資金流入もあって、下値は限定的となった。

国内の金相場は、週末の海外相場では8営業日ぶりにマイナスに転じたものの、円安要因などから上昇し反発。小売ベースでは1gあたり4,720円(+20円)と、本日はプラス圏での値動きとなりました。

《本日までの6月の金相場価格推移(小売)》

06/20   4720円 (+20円)

06/17   4700円 (-89円)

06/16   4789円 (+23円)

06/15   4766円 (-7円)

06/14   4773円 (±0円)

06/13   4773円 (+25円)

06/10   4748円 (+19円)

06/09   4729円 (+58円)

06/08   4671円 (-18円)

06/07   4689円 (+8円)

06/06   4681円 (+48円)

06/03   4633円 (-26円)

06/02   4659円 (-67円)

06/01   4726円 (+12円)

6月現在の金相場平均価格:4,718円/g



【パラジウム相場】週末17日のNYパラジウム相場は、英国の欧州連合(EU)離脱懸念や、米国株の下落、週末を前にした持ち高調整売りに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス529.65ドル(-5.30ドル)と、中心終値では3月2日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日は6日ぶりにプラスに転じた前日相場の反動から序盤は売りが先行し小安く推移。一方、中国・欧州の株高や、原油相場の上昇、米国の利上げ先送り観測によるドル安の流れが支援材料となり、相場は次第に買い戻しに反転した。ただ、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を来週23日に控えて、米国株が軟調となるなど投資家のリスク回避姿勢が旺盛となり、パラジウムも次第に売りが再開。週末を前にした持ち高調整売りや、プラチナの下げも響き、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、週末のNY相場がマイナス圏に沈んだ事から売りが継続し小幅続落。小売では1gあたり2,046円(-6円)と、前日相場と同額を値下げ、2営業日続落となりました。

《本日までの6月のパラジウム相場価格推移(小売)》

06/20   2046円 (-6円)

06/17   2052円 (-5円)

06/16   2057円 (±0円)

06/15   2057円 (-43円)

06/14   2100円 (-6円)

06/13   2106円 (-54円)

06/10   2160円 (-21円)

06/09   2181円 (+27円)

06/08   2154円 (-27円)

06/07   2181円 (+27円)

06/06   2154円 (+38円)

06/03   2116円 (-54円)

06/02   2170円 (-38円)

06/01   2208円 (+16円)

6月現在のパラジウム相場平均価格:2,124円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1285.75ドル、パラジウムは538.30ドル、為替は1$104円66銭前後の値動きで推移しております。

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