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【金相場】週末20日のNY金相場は、外国為替市場でドルがユーロに対して強含んだことによる割高感や、米国株高によるリスク選好地合いに相場を圧迫され売り優勢に。中心限月の6月限は1トロイオンス1252.90ドル(-1.90ドル)と、小幅ながら値を下げ3営業日続落して取引きを終了。今週半ばに発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が早期利上げの可能性を示唆する内容だったことに加え、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が利上げに前向きな発言をしたことから、前日の金相場はおよそ3週間ぶりの安値を付けていた。これを受け、序盤は安値拾いの買いなどが入り、相場はプラス圏で推移。しかし、その後に発表された米中古住宅販売件数が前月比・市場予想を共に上回る良好な内容だったことから、外為市場では対ユーロでドルが一段高となり、ドル建てで取引される金商品は割高感から相場を圧迫されたほか、米国株が上昇幅を拡大するなど投資家心理の回復が相場を重くし、金は次第にマイナス圏に沈下した。
国内の金相場は、引き続き小幅安となった週末のNY相場を映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,826円(-19円)と、3営業日続落となりました。
《本日までの5月の金相場価格推移(小売)》
05/23 4826円 (-19円)
05/20 4845円 (-13円)
05/19 4858円 (-21円)
05/18 4879円 (+5円)
05/17 4874円 (+14円)
05/16 4860円 (+16円)
05/13 4844円 (-1円)
05/12 4845円 (±0円)
05/11 4845円 (+52円)
05/10 4793円 (-48円)
05/09 4841円 (+39円)
05/06 4802円 (-9円)
05/02 4811円 (-50円)
5月現在の金相場平均価格:4,840円/g
【パラジウム相場】週末20日のNYパラジウム相場は、ドル高に上値を抑えられるも、前日までの売り過剰感や、米国株高が支援材料となり小反発。中心限月の6月限は1トロイオンス558.90ドル(+0.45ドル)と、小幅ながら7営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが続いた前日までの安値反動から序盤より買い戻しが先行し堅調に推移した。また、米国株が買いスタートし、そのまま上昇幅を拡大する展開になったことで投資家心理の回復が意識されたほか、堅調に推移しているプラチナの値動きを眺めて、パラジウムも上げ幅を拡大した。一方で、発表された米国経済指標(中古住宅販売件数)が良好な内容となったことで、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建てのパラジウムは割高感に押されたほか、同様に金相場が売りに反転したことが重しとなり、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、週末のNY相場では小幅高に振れるも、為替の値動きから横ばい圏で推移。小売では1gあたり2,224円(±0円)と、前日比変わらずでの値動きとなっております。
《本日までの5月のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/23 2224円 (±0円)
05/20 2224円 (-65円)
05/19 2289円 (-16円)
05/18 2305円 (-27円)
05/17 2332円 (+5円)
05/16 2237円 (-円)
05/13 2338円 (-38円)
05/12 2376円 (+38円)
05/11 2338円 (+65円)
05/10 2273円 (-70円)
05/09 2343円 (+27円)
05/06 2316円 (-76円)
05/02 2392円 (-54円)
5月現在のパラジウム相場平均価格:2141円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1256.40ドル、パラジウムは558.75ドル、為替は1$109円81銭前後の値動きで推移しております。