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【金相場】13日のNY金相場は、前日までの連騰を受けた利益確定売りや、世界的な株高やドルの値上がりを背景に相場を圧迫され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1248.30ドル(-12.60ドル)と、5営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、前日におよそ4週間ぶりの高値を付けるなど、ここ最近の上昇に対する利益確定売りが出た事から、序盤より売りが先行した。また、この日発表された中国の3月貿易統計で、輸出が予想を上回る伸びとなった事に加え、輸入も予想以上に減少幅を縮小したことを好感し、欧米など株価が上昇。リスク資産への投資意欲が強まったことから、安全資産として買われていた金の需要が後退し下げ幅を拡大した。途中、米国の3月小売売上高が予想に反して減少したことや、3月生産者物価指数が下落したことで、米連邦準備理事会(FRB)の早期追加利上げ観測が改めて後退。金の買い戻しが一時強まり下げ幅を縮小するも、引き続きドル高の流れに相場を圧迫され、この日は売りが優勢で取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値1258.70ドル、安値1241.40ドル、終値1248.30ドル。
国内の金相場は、NY相場が連日の上昇に対する利益確定売りに押され、5営業日ぶりにマイナスに転じた事を映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,732円(-45円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落となりました。
《4月現在の金相場価格推移(小売)》
04/14 4732円 (-45円)
04/13 4777円 (+9円)
04/12 4768円 (+49円)
04/11 4719円 (-6円)
04/08 4725円 (+7円)
04/07 4718円 (-55円)
04/06 4773円 (+28円)
04/05 4745円 (-36円)
04/04 4781円 (-68円)
04/01 4849円 (+22円)
本日までの4月の金相場平均価格:4,759円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、中国経済指標を好感し買いが先行するも、冴えない内容となった米国の小売売上高や、ドル高が重しとなり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス542.50ドル(-1.65ドル)と小幅ながら値を下げ、2営業日続落して取引きを終了。この日発表された、3月の中国貿易統計が市場予想を上回り、良好な内容となったことを好感し投資家心理が改善。リスク選好地合いが広がる中、パラジウムも買いを集め一時550ドル台にのせるなど序盤は堅調に推移した。その後、米国商務省が発表した3月の小売売上高が減少するなど、低調な内容となった事から相場は次第に反転。原油相場も値を下げたほか、外為市場では対ユーロでドル高が進んだ事も割高感につながり相場を圧迫した。一方で、欧州株高に続き、米国でも株価が堅調に推移した事が好感されたほか、プラチナが節目の1000ドル台に浮上した事が支援材料となり、売り一巡後は買い戻され下げ幅を縮小する展開となった。中心6月限の値動きは、高値551.40ドル、安値537.65ドル、終値542.50ドル。
国内のパラジウムは、小安く推移した海外相場安を映して軟調に推移。小売では1gあたり2,160円(-5円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げ、4営業日ぶりにマイナス圏へ転じました。
《4月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/14 2160円 (-5円)
04/13 2165円 (±0円)
04/12 2165円 (+22円)
04/11 2143円 (+5円)
04/08 2138円 (-32円)
04/07 2170円 (-27円)
04/06 2197円 (-22円)
04/05 2219円 (-59円)
04/04 2278円 (-17円)
04/01 2295円 (-5円)
本日までの4月のパラジウム相場平均価格:2193円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1234.55ドル、パラジウムは540.75ドル、為替は1$109円36銭前後の値動きで推移しております。