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【金相場】22日のNY金相場は、ブリュッセルでの連続爆破テロ発生を受けて、逃避先とされる金の買いが強まり反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1248.60ドル(+4.40ドル)と、3営業日ぶりにプラス圏に転じて取引きを終了。米東部時間22日早朝、ベルギーの首都ブリュッセルの空港と地下鉄駅で相次ぎ爆発が発生。「自爆テロ」との見方が強まったことから、リスク資産を避けて安全とされる金にまとまった買いが入り、相場は一時1260.90ドルと10ドル余り急伸した。ただ、その後は事件の続報などに注目が集まる中で様子見姿勢が強まり、資金逃避の流れが一服。下落していた欧米株が持ち直した事や、外為市場ではドルが買い戻された事から、金は上値を抑えられ次第に上げ幅を縮小する展開となった。中心4月限の値動きは、高値1260.90ドル、安値1242.80ドル、終値1248.60ドル。
国内の金相場は、逃避目的として買われたNY相場を映して上昇。小売ベース1gあたり4,909円(+16円)と、前日の下げ分をそのまま値戻し、3営業日ぶりにプラスに転じました。
《3月現在の金相場価格推移(小売)》
03/23 4909円 (+16円)
03/22 4893円 (-16円)
03/18 4909円 (-75円)
03/17 4984円 (+97円)
03/16 4887円 (-38円) ※最安値
03/15 4925円 (-71円)
03/14 4996円 (-31円)
03/11 5027円 (+51円) ※最高値
03/10 4976円 (+4円)
03/09 4972円 (-52円)
03/08 5024円 (+2円)
03/07 5022円 (+11円)
03/04 5011円 (+75円)
03/03 4936円 (+29円)
03/02 4907円 (+18円)
03/01 4889円 (+22円)
3月現在までの金相場平均価格:4,954円/g
【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、ドル安を背景とした買いや、金やプラチナの上昇につられ上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス605.60ドル(+2.65ドル)と、買い優勢地合いが継続し、連日で年初来高値を更新して取引きを終了。この日のパラジウムは、直近高値を上抜きおよそ4ヶ月半ぶり(昨年11月6日相場来)の高値となった前日相場の流れを引き継ぎ、序盤より小高く推移した。その後、ベルギー・ブリュッセルの空港、地下鉄駅でテロによる爆発が発生。「自爆テロ」との見方が強まったことから、市場ではリスク回避姿勢が強まりパラジウムも一時売りに転じる場面もあった。ただ、同時に外為市場ではドル売りが進んだほか、金やプラチナの急伸につられ、パラジウムも買い戻され相場は再びプラス圏に浮上した。その後は、リスク警戒感がやや落ち着きを示すと、ドルが買い戻された事から上値を抑えられたものの、欧米株が持ち直された事が支えとなり、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値608.15ドル、安値598.80ドル、終値605.60ドル。
国内のパラジウムは、小幅ながら上値追いの展開となった海外相場を映して堅調に推移。小売では1gあたり2,451円(+16円)と4営業日続伸し、前日同様に連日で年初来高値を更新するなど上げ幅を拡大しております。
《3月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/23 2451円 (+16円) ※最高値
03/22 2435円 (+54円)
03/18 2381円 (+5円)
03/17 2376円 (+49円)
03/16 2327円 (-11円)
03/15 2176円 (-16円)
03/14 2354円 (+11円)
03/11 2343円 (+27円)
03/10 2316円 (+32円)
03/09 2284円 (-81円)
03/08 2365円 (+60円)
03/07 2305円 (+81円)
03/04 2224円 (+86円)
03/03 2138円 (+5円)
03/02 2133円 (+103円)
03/01 2030円 (+5円) ※最安値
3月現在までのパラジウム相場平均価格:2300円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1246.75ドル、パラジウムは603.70ドル、為替は1$112円29銭前後の値動きで推移しております。