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【金相場】15日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を16日に控えて、持ち高調整目的や内容を見極めたいとした向きの売りが優勢となり続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1231.00ドル(-14.10ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、前日までの売り優勢地合いを引き継いだほか、この日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた持ち高調整売りが進行するなど序盤より軟調に推移した。市場では追加利上げの見送りが広く予想されているが、16日に発表される声明がタカ派的な内容になるとの警戒感が一部でみられ、そうした思惑が相場を圧迫した。しかし、その後に発表された米の経済指標(2月小売売上高)が低調な内容となった事に加え、1月分も下方に修正されたことで、金は買い戻しが旺盛となり上昇。外為市場ではドルがユーロに対して軟調となる場面では割安感からも下値を支えられ安値から持ち直された。ただ、FOMC結果を控え、今後の方向性を見極めたいとした動きから、その後は様子見姿勢が広がり上値の重い展開となった。中心4月限の値動きは、高値1238.70ドル、安値1226.00ドル、終値1231.00ドル。
国内の金相場は、引き続き売りが優勢となったNY市場を映して続落。小売ベースでは1gあたり4,887円(-38円)と、3営業日続落し、月初来安値となりました。
《3月現在の金相場価格推移(小売)》
03/16 4887円 (-38円) ※最安値
03/15 4925円 (-71円)
03/14 4996円 (-31円)
03/11 5027円 (+51円) ※最高値
03/10 4976円 (+4円)
03/09 4972円 (-52円)
03/08 5024円 (+2円)
03/07 5022円 (+11円)
03/04 5011円 (+75円)
03/03 4936円 (+29円)
03/02 4907円 (+18円)
03/01 4889円 (+22円)
3月現在までの金相場平均価格:4,964円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、ドル安や安値拾いから買われるも、引き続きここ最近の上昇に対する利益確定売りが進んだほか、原油安や、株価の値動きを眺めて売り買いが交錯した。中心限月の6月限は1トロイオンス570.70ドル(-2.70ドル)と、小幅ながら値を下げ続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤より軟調に推移した前日相場の流れを引き継ぎ小安く推移。また、外為市場ではドル高に振れていた事も割高感につながり相場を圧迫したほか、原油相場の下落も重しとなった。一方、下落スタートした米の株価がやや上昇を示すと、パラジウムもつられる形で反転。しかし、軟調に推移している金やプラチナ相場の値動きや、発表された米の経済指標が冴えない内容となった事が意識され再び売り優勢に転じた。売り一巡後は、ドル高の一服を背景にやや下げ幅を縮小するも、FOMCの結果発表を翌16日に控えて、内容を見極めたいとした様子見が広がり、そのままマイナス圏で取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値572.50ドル、安値559.15ドル、終値570.70ドル。
国内のパラジウムは、小幅ながら値を下げた海外相場安を映して小安く推移。小売では1gあたり2,327円(-11円)と、昨日とほぼ同額を値を下げ2日続落となりました。
《3月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/16 2327円 (-11円)
03/15 2176円 (-16円)
03/14 2354円 (+11円)
03/11 2343円 (+27円)
03/10 2316円 (+32円)
03/09 2284円 (-81円)
03/08 2365円 (+60円) ※最高値
03/07 2305円 (+81円)
03/04 2224円 (+86円)
03/03 2138円 (+5円)
03/02 2133円 (+103円)
03/01 2030円 (+5円) ※最安値
3月現在までのパラジウム相場平均価格:2263円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:30現在の金相場は1トロイオンス1233.45ドル、パラジウムは568.15ドル、為替は1$113円45銭前後の値動きで推移しております。