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【金相場】週明け7日のNY金相場は、前週末におよそ1年1カ月ぶりの高値を付けていたこともあって目先の利益を確定する売りに押され反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1264.00ドル(-6.70ドル)と、4営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日は主要な米国経済指標の発表もなく、手掛かり材料に欠ける中、前週末までに上げ幅を急速に拡大していた反動から、序盤より利益確定売りが進み小安く推移した。また、原油相場が上げ幅を拡大した事を受けて、米国株価も底堅く推移した事が投資家心理の過度な警戒感を緩和させ、安全資産とされる金は相場を圧迫された。途中、ドルの値動きや、株高が一服する場面では上昇する場面もあったが、結局この日は売りが優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、海外相場では利益確定売りから値を下げたものの、小幅ながら値を伸ばし上昇。小売ベースでは1gあたり5,024円(+2円)と、ほぼ横ばいながら小高く推移し、前営業日同様に昨年7月7日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値継続となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/08 5024円 (+2円) ※最高値
03/07 5022円 (+11円)
03/04 5011円 (+75円)
03/03 4936円 (+29円)
03/02 4907円 (+18円)
03/01 4889円 (+22円)
02/29 4867円 (-25円)
02/26 4892円 (+74円)
02/25 4818円 (-12円) ※最安値
02/24 4830円 (+49円)
直近10日間の金相場平均価格:4,920円/g
【パラジウム相場】週明け7日のNYパラジウム相場は、投資家心理の改善や、プラチナの大台のせ、需給の締まりが意識され大幅続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス577.60ドル(+14.60ドル)と3営業日続伸し、連日で年初来高値を更新。中心終値では11月10日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、大幅上昇となった前週末相場に対する反動から、序盤は売りが先行し小安く推移した。一方、原油相場が上げ幅を拡大している中で、米国株価も堅調に推移するなど投資家心理の改善がプラスに働き、相場は徐々に切り返された。また、中国でのインフラ支出で、自動車触媒への需要が増加するとの観測からプラチナ同様にパラジウムも急伸。プラチナは昨年10月末相場ぶりに大台の1000ドル超えとなった事から、パラジウムも相場を押し上げられ上げ幅を拡大した。その後も、堅調に推移している原油相場や、株高を眺めてパラジウムも買い優勢地合いが継続し、一段高で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、引き続き強気相場で推移した週明けのNY市場を映して大幅続伸。小売では1gあたり2,365円(+60円)と、年初来では最長の7日続伸し、7日間では+362円/g(率では+15%超)と上げ幅を拡大。年初来の高値を抜いて、昨年末ぶりの高値を付けるなど現在一段高で推移しております。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/08 2365円 (+60円) ※最高値
03/07 2305円 (+81円)
03/04 2224円 (+86円)
03/03 2138円 (+5円)
03/02 2133円 (+103円)
03/01 2030円 (+5円)
02/29 2025円 (+22円)
02/26 2003円 (±0円)
02/25 2003円 (-43円) ※最安値
02/24 2046円 (-6円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2127円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1269.80ドル、パラジウムは576.55ドル、為替は1$112円88銭前後の値動きで推移しております。