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【金相場】1日のNY金相場は、市場予想に反して上向きとなった米国の製造業指数や、株式相場の上昇、ドル高を背景に売り優勢に転落。中心限月の4月限は1トロイオンス1230.80ドル(-3.60ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、上値の勢いを見せた前日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行。また、発表された中国の経済指標(1月製造業PMI)が低調な内容となった事も相場の上昇要因となったほか、同国の追加緩和への期待感も支えとなり金は上げ幅を拡大した。しかし、その後、米国供給管理協会(ISM)から発表された2月の製造業景況指数が、市場予想に反して小幅縮小に留まった事に加え、1月建設支出が大きく改善するなど、経済指標の発表を受けて同国株価が大きく反発する中で、金は相対的に相場を圧迫され上げ幅を縮小した。また、同時に外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇した事による割高感や、高値圏では利益確定売りも出やすかったことも重なり、結局この日はマイナス圏に転じて取引きを終えた。中心4月限の値動きは、高値1249.30ドル、安値1227.70ドル、終値1230.80ドル。
国威内の金相場は、海外相場では小幅に下振れたものの、為替が円安に振れたことを受けて堅調に推移。小売ベースでは1gあたり4,907円(+18円)と、年初来高値を上抜いて、昨年10月28日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/02 4907円 (+18円) ※最高値
03/01 4889円 (+22円)
02/29 4867円 (-25円)
02/26 4892円 (+74円)
02/25 4818円 (-12円)
02/24 4830円 (+49円)
02/23 4781円 (-58円) ※最安値
02/22 4839円 (-40円)
02/19 4879円 (+51円)
02/18 4828円 (+25円)
直近10日間の金相場平均価格:4,853円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、良好な内容となった米の製造業関連指数や、原油相場の上昇、株高など投資家のリスク選好姿勢に乗じて大幅続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス517.35ドル(+21.70ドル)と、先月12日相場以来およそ2週間半ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、大きく上昇した前日相場の流れを受けて序盤より買いが継続し小高く推移した。一方で、発表された中国の経済指標(1月製造業PMI)が、冴えない内容となった事から、売り買いが交錯する展開となった。しかし、その後は発表された米の経済指標(2月ISM製造業景況指数、1月建設支出)が、それぞれ良好な内容となった事から相場大きく上昇。原油高や、株価の上昇も支援材料となり一時520ドル超まで上げ幅を拡大した。途中、ドル高の進行から上値を重くするも、プラチナの切り返しや、堅調地合いを維持した原油相場、値を伸ばしている株価を眺めてパラジウムも買い支えられ、高値圏を維持して取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値523.25ドル、安値491.25ドル、終値517.35ドル。
国内のパラジウムは、円安が進行した事や、堅調地合いが継続した海外相場を映して大幅続伸。小売では1gあたり2,133円(+103円)と3日上伸し、先月18日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/02 2133円 (+103円)
03/01 2030円 (+5円)
02/29 2025円 (+22円)
02/26 2003円 (±0円)
02/25 2003円 (-43円) ※最安値
02/24 2046円 (-6円)
02/23 2052円 (-10円)
02/22 2062円 (-27円)
02/19 2089円 (-65円)
02/18 2154円 (+21円) ※最高値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2060円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1228.70ドル、パラジウムは516.65ドル、為替は1$113円88銭前後の値動きで推移しております。