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【金相場】週明け25日のNY金相場は、世界経済の先行き不安を背景にリスク回避の動きから買われ反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1105.30ドル(+9.00ドル)と、3営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、売りが続いた前週末までの反動から、序盤より買いが先行し小高く推移した。また、世界的な景気先行き懸念がくすぶる中、原油相場の下落を背景に欧米株価が反落したほか、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移するなど、投資家のリスク回避姿勢が再燃。安全資産として再び注目が集まっている金に資金流入があり、買いを促した。その後は、翌26日から27日に渡って開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、積極的な商いを手控える向きもあり上値は重かったが、市場では予想よりもハト派的な内容になるとの見方が強い事から、そのまま買い優勢で取引きを終えた。中心2月限の値動きは、高値1109.20ドル、安値1097.60ドル、終値1105.30ドル。
国内の金相場は、週明けの海外相場が買い戻された事を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,584円(+26円)と4営業日続伸し、年初来高値を付けるなど一段高となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/26 4584円 (+26円)
01/25 4558円 (+18円)
01/22 4540円 (+27円)
01/21 4513円 (+25円)
01/20 4488円 (-2円)
01/19 4490円 (+13円)
01/18 4477円 (+6円)
01/15 4471円 (-33円)
01/14 4504円 (+7円)
01/13 4497円 (-23円)
直近10日間の金相場平均価格:4,512円/g
【パラジウム相場】週明け25日のNYパラジウム相場は、再び原油相場がマイナスに転じたほか、米欧の株価が下落するなどリスクオフの流れが再燃した事が重しとなり反落。中心限月の3月限は1トロイオンス491.15ドル(-8.70ドル)と、3営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、アジア圏の株価が上昇したほか、買いが優勢となった前週末の流れを引き継ぎ、序盤は500ドルを上抜くなど堅調に推移した。しかしその後は、原油相場が下落したほか、この日発表のドイツの1月IFO企業景況感指数の下振れ、米欧の株価が再びマイナスに転じるなどリスクオフの流れが台頭した事が重しとなり、パラジウムは売りが優勢に反転。途中、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移した事や、金やプラチナが上げ幅を拡大した事を眺めて下値を支えられるも、一段と進んだ米国の株安や、利益確定売りに押され、そのままマイナス圏で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値502.35ドル、安値489.10ドル、終値491.15ドル。
国内のパラジウムは、売りが優勢に反転した週明けの海外相場安を映して軟調に推移。小売では1gあたり2,116円(-60円)と、ここ最近の連騰が一服し、本日は6営業日ぶりにマイナスに転じました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/26 2116円 (-60円)
01/25 2176円 (+16円)
01/22 2160円 (+11円)
01/21 2149円 (+11円)
01/20 2138円 (+11円)
01/19 2127円 (+11円)
01/18 2116円 (-27円)
01/15 2143円 (+59円)
01/14 2084円 (+49円)
01/13 2035円 (-22円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2124円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1110.35ドル、パラジウムは490.80ドル、為替は1$118円09銭前後の値動きで推移しております。