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【金相場】週末22日のNY金相場は、世界的な株式相場の上昇や原油の持ち直しを背景に、逃避需要が後退し売りが優勢に。中心限月の2月限は1トロイオンス1096.30ドル(-1.90ドル)と、小幅ながら値を下げ2日続落して取引きを終了。欧州中央銀行(ECB)の3月追加緩和示唆をきっかけに、世界的な株高、原油価格の反発が続いていることで、リスク回避姿勢がひとまず後退。金は逃避目的として買われていたが、この日も前日相場同様に売りが先行した。一方で、中国景気の先行き懸念や、原油安、米国の景気成長など不安材料も多く、取引中盤には急速な買い戻しが入り相場は上昇に転換。一時この日の高値1103.50ドルまで上昇した。しかしその後は、週末を前にした持ち高調整売りや、ドル高に相場を圧迫され相場は再びマイナス圏に沈下し、結局小幅安で取引きを終えた。中心2月限の値動きは、高値1103.50ドル、安値1094.40ドル、終値1096.30ドル。
国内の金相場は、週末の海外相場では小幅安となったものの、為替が円安に振れたことを受けて上昇。小売ベースでは1gあたり4,558円(+18円)と3営業日続伸し、前営業日同様に8日相場以来およそ2週間ぶりの高値継続となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/25 4558円 (+18円)
01/22 4540円 (+27円)
01/21 4513円 (+25円)
01/20 4488円 (-2円)
01/19 4490円 (+13円)
01/18 4477円 (+6円)
01/15 4471円 (-33円)
01/14 4504円 (+7円)
01/13 4497円 (-23円)
01/12 4520円 (-60円)
直近10日間の金相場平均価格:4,506円/g
【パラジウム相場】週末22日のNYパラジウム相場は、ドル高に上値を抑えられながらも、世界株価の上昇、原油相場の急反発が材料視され上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス499.85ドル(+0.85ドル)と続伸し、前日同様に6日相場以来およそ2週間ぶりの高値を継続して取引きを終了。この日のパラジウムは、ECBによる緩和期待を背景に大きく上昇した前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移。また、アジアや米欧など世界的に株価が上昇したほか、原油安にも歯止めが掛かった事から、過度なリスク回避姿勢が一服した事が支援材料となり、パラジウムは上げ幅を拡大した。一方で、外為市場ではドルが買われた事による割高感や、利益確定売りに相場を圧迫される場面もあったが、急速に切り返したプラチナ相場や、引き続き堅調地合いを維持している原油高が支えとなり、この日もプラス圏で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値509.10ドル、安値496.50ドル、終値499.85ドル。
国内のパラジウムは、買いが優った週末のNY市場の値動きや、円安要因から堅調に推移し上伸。小売では1gあたり2,176円(+16円)と、ここ最近では最長の5営業日続伸し、前営業日同様に7日相場ぶりの高値継続となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/25 2176円 (+16円)
01/22 2160円 (+11円)
01/21 2149円 (+11円)
01/20 2138円 (+11円)
01/19 2127円 (+11円)
01/18 2116円 (-27円)
01/15 2143円 (+59円)
01/14 2084円 (+49円)
01/13 2035円 (-22円)
01/12 2057円 (-81円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2119円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1100.65ドル、パラジウムは498.45ドル、為替は1$118円77銭前後の値動きで推移しております。