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【金相場】20日のNY金相場は、アジアをはじめ米欧など世界的な株安連鎖の再燃や、原油安への先行き警戒感が広がり大幅反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1106.20ドル(+17.10ドル)と、節目の1100ドル台に回復し、中心終値では7日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日は、中国経済の先行き不安や、底値が見えない原油安を背景に、世界的に株安が進行する中、安全資産としての金は買いが活発化し序盤より堅調に推移。また、米国商務省がこの日発表した昨年12月の住宅着工・許可統計はともに減少し、低調な指標が続いている事から同国景気減速への懸念が高まり、外為市場ではドル売りが進んだ事も、金を買う動きにつながった。中心2月限の値動きは、高値1109.90ドル、安値1087.10ドル、終値1106.20ドル。
国内の金相場は、大きく上昇したNY市場を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,513円(+25円)と、本日はプラス圏で推移し、先週12日相場以来およそ1週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/21 4513円 (+25円)
01/20 4488円 (-2円)
01/19 4490円 (+13円)
01/18 4477円 (+6円)
01/15 4471円 (-33円)
01/14 4504円 (+7円)
01/13 4497円 (-23円)
01/12 4520円 (-60円)
01/08 4580円 (+25円)
01/07 4555円 (+49円)
直近10日間の金相場平均価格:4,510円/g
【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、一段と進んだ原油安や、世界的な株安連鎖を背景に売りが優り反落。中心限月の3月限は1トロイオンス489.00ドル(-7.90ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、上昇した前日相場への反動売りから序盤より売りが優り小安く推移した。また、原油相場の一段の下落や、アジアをはじめ米欧など世界的に株安が進行したほか、発表された米の経済指標が低調な内容となった事も相場の重しとなり下げ幅を拡大した。途中、外為市場ではドル安が進んだ事による割安感から、やや下げ幅を縮小するも、リスク回避の流れが高まっている事から様子見姿勢が広がり、この日は売りが優勢で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値496.25ドル、安値483.35ドル、終値489.00ドル。
国内のパラジウムは、通常取引終了後に買い戻された海外相場を映して上昇。小売では1gあたり2,149円(+11円)と3営業日続伸し、7日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/21 2149円 (+11円)
01/20 2138円 (+11円)
01/19 2127円 (+11円)
01/18 2116円 (-27円)
01/15 2143円 (+59円)
01/14 2084円 (+49円)
01/13 2035円 (-22円)
01/12 2057円 (-81円)
01/08 2138円 (-81円)
01/07 2219円 (-119円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2121円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1099.75ドル、パラジウムは498.40ドル、為替は1$117円35銭前後の値動きで推移しております。