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【金相場】週明け11日のNY金相場は、中国株が一段安となったことから逃避需要の買いに支えられた一方、強い米雇用統計は売り材料となり売り買いまちまち。中心限月の2月限は1トロイオンス1096.20ドル(-1.70ドル)と、小幅ながら値を下げ、2営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、8日に発表された米の雇用関連指数を背景に軟調地合いとなった先週末相場の流れを引き継いだほか、最近の高値圏からの利益確定売りに押され序盤より小安く推移。一方で、中国景気の先行き不安が強まる中、安全資産としての金を買う動きも見られ相場の下支え要因となったほか、米欧をはじめ世界的な株価の不安定さから慎重姿勢が強まり、リスクを回避する動きから下値は限定的となった。なお、逃避需要として上げ幅を拡大した先週の金相場は、週間ベースでは昨年8月以来の大幅上昇となった。
連休明けの国内金相場は、前週末相場や週明けのNY市場を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,520円(-60円)と、4営業日ぶりに値を下げ、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/12 4520円 (-60円)
01/08 4580円 (+25円)
01/07 4555円 (+49円)
01/06 4506円 (+4円)
01/05 4502円 (-38円)
12/28 4540円 (-2円)
12/25 4542円 (-5円)
12/24 4547円 (-31円)
12/22 4578円 (+51円)
12/21 4527円 (-1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,540円/g
【パラジウム相場】週明け11日のNYパラジウム相場は、中国株価の大幅下落や、世界経済の先行き不安、原油安を背景に大きく値を下げ反落。中心限月の3月限は1トロイオンス474.30ドル(-19.30ドル)と、マイナスに転じ、直近安値を再度下抜いて取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は買いが優勢となった前週末相場の流れを引き継ぎ小高く推移した。しかし、中国株価が再び大きく下落した事を背景に相場は反転。世界経済への先行き不安が広がったほか、米の株価下落や、原油安、プラチナが売りに反転した事も材料視され、パラジウムは売りが拡大した。途中、売り過剰感や、米の株価が持ち直した事から、やや下げ幅を縮小する場面もあったが、大きく買い戻される動きはなく、そのまま安値圏で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値496.55ドル、安値473.05ドル、終値474.30ドル。
連休明けの国内パラジウムは、引き続き調整地合いとなった週明けの海外相場安を映して軟調に推移。小売では1gあたり2,057円(‐81円)と、大きく値を落とし連日で直近安値を更新。中国不安を背景に年明け以降では連続安となっており、調整地合いが継続する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/12 2057円 (-81円)
01/08 2138円 (-81円)
01/07 2219円 (-119円)
01/06 2338円 (-21円)
01/05 2359円 (-98円)
12/28 2457円 (-10円)
12/25 2467円 (+27円)
12/24 2440円 (±0円)
12/22 2440円 (-22円)
12/21 2462円 (-22円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2338円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1096.85ドル、パラジウムは468.90ドル、為替は1$117円58銭前後の値動きで推移しております。