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【金相場】連休明け4日のNY金相場は、世界的な株式相場の下落や、中東での緊張の高まりを背景に安全逃避資産に資金を回帰させる動きが強まり大幅続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1075.20ドル(+15.00ドル)と、中心終値では昨年12月24日相場以来およそ1週間半ぶりの高値で取引きを終了。中国・上海株の急落に端を発した世界的な株安で、投資資金の受け皿となりやすい金は買いが先行した。また、サウジアラビアが3日、イランとの国交断絶を発表したことから、中東の地政学的リスクへの懸念が高まり、安全資産としての逃避需要も膨らみ金は上げ幅を拡大。一時1080ドル超まで上昇する場面もあった。その後も、ドルの値動きや、原油相場を眺めて売り買いが交錯するも買い優勢の流れは変わらず、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。中心2月限の値動きは、高値1083.00ドル、安値1061.00ドル、終値1075.20ドル。
連休明けのの国内金相場は、NY市場では買いが優勢となったものの、為替が円高に傾斜した事から軟調に推移し続落。小売ベースでは1gあたり4,502円(-38円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
【パラジウム相場】連休明け4日のNYパラジウム相場は、大幅高となった昨年末相場への利益確定売りや、中国経済不安に端を発した世界的な株安連鎖に反応して売りが優勢となった。中心限月の3月限は1トロイオンス544.20ドル(-17.80ドル)と反落し、中心終値では先月10日相場以来およそ3週間ぶりの安値で取引きを終了。連休明けとなったこの日のパラジウムは、大きく上昇した昨年末(31日相場)の流れを引き継ぎ通常取引開始前の時間外取引では小高く推移した。しかしその後は、中国株価が大幅下落に転じたことで相場は次第に売りが優勢に反転。アジア圏や、米欧など世界的な株安連鎖に反応し、パラジウムも下げ幅を拡大した。途中、外為市場ではドルが軟調に推移した事による割安感や、中東ではイランがサウジアラビアなどの周辺国と外交を遮断されるなど情勢緊迫を背景に原油が買われた事から、パラジウムも買い戻される場面もあったが、米の株価急落が相場の重しとなり、この日はマイナス圏で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値563.30ドル、安値538.30ドル、終値544.20ドル。
国内のパラジウムは、連休中の海外相場の値動きや、円高要因から大きく値を下げ軟化。小売ベースでは1gあたり2,359円(-98円)と、マイナス地合いとなりました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:55現在の金相場は1トロイオンス1077.95ドル、パラジウムは545.10ドル、為替は1$119円56銭前後の値動きで推移しております。