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【金相場】17日のNY金相場は、大きく上昇した前日相場に対する反動売りや、米の利上げ決定を受けたドル高による割高感に圧迫され大幅反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1049.60ドル(-27.20ドル)と、売りが優勢となり大きく値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、前日の持ち高調整による買いが一巡し、その後利益を確定する動きが広がった事から序盤より売りが先行した。また、前日取引終了後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が発表され、およそ9年半ぶりに利上げを決定。イエレンFRB議長も米国経済の強さを強調したことで、外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇し、ドル建ての金は割高感に相場を圧迫され軟調に推移した。途中、米の株安を背景に買い戻しの動きから下げ渋る展開となったが、引き続きドル高に抑えられたほか、原油安も重しとなりそのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、大きく値を下げた海外相場安を映して大幅反落。小売ベースでは1gあたり4,528円(-71円)と、前日に付けた1週間ぶり(先週9日相場来)の高値から値を下げ、3営業日ぶりにマイナスに転じました。
《本日までの12月金相場価格推移(小売)》
12/18 4528円 (-71円)
12/17 4599円 (+55円)
12/16 4544円 (+26円)
12/15 4518円 (-34円) ※最安値
12/14 4552円 (-32円)
12/11 4584円 (±0円)
12/10 4584円 (-52円)
12/09 4636円 (-3円)
12/08 4639円 (-41円)
12/07 4680円 (+99円) ※最高値
12/04 4581円 (+25円)
12/03 4556円 (-59円)
12/02 4615円 (+4円)
12/01 4611円 (+46円)
12月現在の金相場平均価格:4588円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、前日までの連続高に対する利益確定売りが進んだ事や、米の利上げ決定を受けたドル高に相場を圧迫され反落。中心限月の3月限は1トロイオンス557.45ドル(-14.50ドル)と、5営業日ぶりにマイナスに転じ、前日に付けたおよそ5週間ぶりの高値から反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日まで4日続伸するなど高値圏で推移していた反動から売りが出たほか、米の利上げ決定を受けたドル高に相場を圧迫され序盤より軟調に推移。また、原油相場をはじめ、金やプラチナなど商品全般が値を下げたほか、米の株安も重しとなり下げ幅を拡大した。途中、安値拾いや、ドル買いが一服する場面では一時的に買い戻され下げ幅を縮小するも、プラス圏に浮上する勢いはなく、そのまま売りが優勢で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値572.00ドル、安値551.25ドル、終値557.45ドル。
国内のパラジウムは、売りが優勢となったNY市場を映して4営業日ぶりに反落。小売では1gあたり2,484円(-37円)と、前日に付けたおよそ5週間ぶり(11月12日相場来)の高値から値を落とし、4営業日ぶりにマイナスに転じました。
《本日までの12月パラジウム相場価格推移(小売)》
12/18 2484円 (-37円)
12/17 2521円 (+10円) ※最高値
12/16 2511円 (+92円)
12/15 2419円 (+22円)
12/14 2397円 (-11円)
12/11 2408円 (-38円)
12/10 2446円 (-16円)
12/09 2462円 (-27円)
12/08 2489円 (-27円)
12/07 2516円 (+92円)
12/04 2424円 (+48円)
12/03 2376円 (-48円) ※最安値
12/02 2424円 (-27円)
12/01 2451円 (+11円)
12月現在のパラジウム相場平均価格:2452円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1056.70ドル、パラジウムは556.25ドル、為替は1$122円39銭前後の値動きで推移しております。