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【金相場】1日のNY金相場は、ドル安を背景に買い支えられるも、前日相場に対する利益確定売りや、米の株価上昇に押され小反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1063.50ドル(-1.80ドル)と、小幅ながらマイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、買いが優った前日相場の流れを引き継いだほか、欧州中央銀行(ECB)の理事会開催(3日)を前にしたユーロの買い戻しをきっかけに、ドルが軟調に推移したことから、金は買いを集め通常取引き開始前は1070ドル超まで上伸するなど堅調に推移した。しかし、その後は朝方にかけて売りが進み上げ幅を縮小。目先の利益を確定する売りが出た事や、米の株高を背景に相場を圧迫され相場は売りが優勢に反転した。発表された米の11月ISM製造業景況指数が48.6と、節目とされる50を割り込み、2009年6月以来の低水準に落ち込んだ事から、金は一時的に買い戻される場面もあったが、3日に控えた欧州中央銀行(ECB)理事会や、4日の11月米雇用統計などの結果を見極めたいとした様子見から手仕舞い売りに押され、結局この日は小幅となった。中心2月限の値動きは、高値1074.00ドル、安値1062.60ドル、1063.50ドル。
国内の金相場は小幅ながら値を伸ばし上伸。小売ベースでは1gあたり4,615円(+4円)と、ほぼ横ばい圏ながら上昇し、2日続伸となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
12/02 4615円 (+4円)
12/01 4611円 (+46円)
11/30 4565円 (-56円) ※最安値
11/27 4621円 (±0円)
11/26 4621円 (-1円)
11/25 4622円 (+11円)
11/24 4611円 (-55円)
11/20 4666円 (+12円) ※最高値
11/19 4654円 (+18円)
11/18 4636円 (-55円)
直近10営業日の金相場平均価格:4622円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、ドル安を背景に相場を支えられるも、低調な内容となった米の経済指標を背景に売られ続落。中心限月の3月限は1トロイオンス539.20ドル(-4.00ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。序盤のパラジウムは、売りが優勢となった前日の安値反動から序盤は買いが先行した。また、欧州中央銀行(ECB)の理事会開催(3日)を控え追加の金融緩和策への思惑や、外為市場ではユーロ高・ドル安の流れも割安感に繋がり相場の支援材料となった。ただ、その後は徐々に売りが優勢に反転。発表された米の11月ISM製造業景況指数が48.6と、節目とされる50を割り込み、2009年6月以来の低水準に落ち込んだ事が相場の重しとなったほか、軟調に推移している金の値動きにつられパラジウムも売りが進みマイナス圏に沈下した。米の株高や、原油相場の上昇から下値を支えられるも、この日は売りが優勢で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値555.00ドル、安値538.05ドル、終値539.20ドル。
国内のパラジウムは売りが優勢となったNY市場を映して軟調に推移。小売では1gあたり2,424円(-27円)と、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
12/02 2424円 (-27円)
12/01 2290円 (+11円)
11/30 2279円 (-48円)
11/27 2327円 (-6円)
11/26 2333円 (+81円) ※最高値
11/25 2252円 (-16円) ※最安値
11/24 2268円 (-16円)
11/20 2284円 (+5円)
11/19 2279円 (-5円)
11/18 2284円 (-33円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2447円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:40現在の金相場は1トロイオンス1069.25ドル、パラジウムは542.40ドル、為替は1$123円04銭前後の値動きで推移しております。